みんな苦闘・敢闘 | 転妻よしこの道楽日記

転妻よしこの道楽日記

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・なんでもいいから普通の生活をしなくては、と私は毎日ジタバタした気分だ。
地震このかた本当のところ全然そんな気になれない。私は明らかに狼狽えている。
ツイッターを見ていれば、日々、良い情報も悪い情報も雪崩のようにUPされ、
画面を読むことしかできない私のような者には、ひとつひとつの判断がつきかねる。
しかし私がネットのお守りをして、悪い推測や悲しい体験談を集めて泣いていたって、
実態は何一つ改善しない。周囲や世の中に対する害悪になるのがせいぜいだ。
それなら、パソコン画面の前で狼狽えたり安堵したりを繰り返していないで、
3月11日以前までしていたことを、私は、続けなくてはならないだろう。
そう思って、私は自分のジタバタを認めつつ、このところ意識的に外に出かけている。

・午後から、市内某所にて、某先生御指導によるピアノおさらい会を聴いた。
これが、そのへんの教室の「発表会」とは段違いの別世界であることは、
プログラム2番目の小学6年生の演奏曲が、ショパン『華麗なる大円舞曲』作品18、
というのを見ただけで、どんな素人の聴き手にも一目瞭然だろう。
ここで演奏するのは、たとえ小学生であっても、
将来、お金を取って人に演奏を聞かせる立場になる予定の生徒さんばかりだ。
きょうの演奏でも、顔つきが幼くとも既に明確な自己主張のある弾き手が何人もいた。
そして恐ろしいのは、このレベルの生徒さんだけが集まると、その中でも、
更に光る子がいて、それが私程度の聴き手にも伝わる、ということだった。
しかしその才能もまた発展途上だ。来年はどうなっているかわからない。
子供達には無限の可能性があると同時に、幾度かの危険な時期もこれからあるはずだ。
ともあれ、天分のある若い子たちが、ひたすらに自分の音楽に打ち込み、
凌ぎを削る姿を、とくと見せて・聴かせて貰った数時間だった。

・その「おさらい会」に行くとき、家の近くの某駐車場でカップルを見かけた。
若い女性が人目も憚らず泣きじゃくっており、男性がその肩を抱いていた。
何があったのか知る由もないが、いろいろ大変そうだった。
それで思い出したのだが、私は、ちょっと前にも新幹線の某駅のホームで、
まるでテレビドラマのワンシーンのように、旅立つ女性と、見送りの男性とが、
無言で見つめ合っているところに通りかかったことがあった。
というか、単に「見つめ合っている」というより、二人はかなり険悪な雰囲気だった。
相手の出方によっては、もう、きょう、これきりで終わりかもしれない、
という緊迫した空気が、絡み合う視線の中にあった(気がした)。
どちらも背の高い、都会的な、大人の男女だった。
その二人が、互いに向き合い、無言のまま、
いつまでも射るような目で睨み合っていた(ようだった。よく見えなかったけど)。
彼らの周囲だけ、一切の物音が消え、時間が凍り付いているかのようだった。
それで私は考えた。この私が二人の間に割って入り、
「ぷはははっ!あらやだっ、ワタシ笑っちゃった。にらめっこ、おばちゃんの負け!」
と言ったなら、雰囲気が、ほぐれなかっただろうか。少なくとも二人は、
『このKYなクソ婆を叩き出す』
という一点で、瞬間的にでも気持ちをひとつにすることが出来たのではなかっただろうか。
仮定法過去完了。

・オマケ:きょう拾った秀逸なツイート。
『半減期75日のウ素800が検出されたらしいとTLで見掛けた。』