竹原:春風館山陽の叔父・頼春風の旧宅。残念ながら、内部は未公開となっている。春風は、父・惟清に仕え、頼家を守りつつ、その最期を看取り、自らも晩年まで竹原の地で過ごし、この春風館に没した。医師であった春風は、躁鬱病の傾向のあった甥の山陽を常に見守り支え続けた、第二の父とも言える存在であったようだ。叔父・甥という単なる親戚関係でなく、一族誰もが、ものごとをすべて「家」の単位で考え、頼家の繁栄を第一に考えて生きた時代だったということが、伝えられている様々な逸話から強く感じられる。