無抵抗 | 転妻よしこの道楽日記

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「ここでジャージはいたら負けになる!」
と主人はワケのわからぬことを言っている。
一昨日あたりから急に気温が下がったので、
娘や私はサッサと半袖をやめて長袖Tシャツにしたのに、
主人は家では未だに、半袖半パンツで暮らしているのだ。

『負けになる』と主人は言うが、
一体、何をそんなに頑張って勝負しているのか私には不明だ。
暑ければ脱ぐ・冷房する、寒ければ着る・暖房する、
という手段が、ごく手近にあるにも関わらず、
わざと行使しないのを『勝ち』と定義するなんて、
私にはあり得ないことだ。

ヒラたくいうと、どう偉いのか、ほとんどわかりません。

まあ何に値打ちや生き甲斐を見出すかは人それぞれで、
『がまん大会』の類を尊ぶ人種は世の中に多いし
(だからあんなに大食い番組が流行るのではないか?)、
主人にしても、ここで『勝ち』になれば得るものがあるのだろう。
・・・と、一応想像してみるのだが、しかし私に言わせれば、
『勝ち』の結果に、『頻尿』『鼻炎』が付随して来るなら、
たいして価値のある『勝ち』とも思われない(シャレではない)。

私は抵抗しないし、気温と勝負もしない。
自分が心地よく、ラクであることをとても大切に考えている。
寒いと感じたなら、何月だろうと冬並みの格好をすればいいと思っているし、
暖房でもなんでも、必要と思った日から使う。
健康法と言ったら大袈裟だが、私はそれできょうまで生きながらえてきた。
温めるのも冷やすのも、気持ちが良いと思うことが自分にとっての正解です、
と鍼灸の先生だって仰っていたではないか。

しかし、私の選択の適切さは、多くの場合、証明されない。
なぜなら、『勝ち』をおさめた人間が、最終的に風邪を持ち込み、
それが私に時間差でウツるからだ。
先にひいてなおった人間は、あとから寝込む私を見て、
「いちばん着込んどったのに、やっぱり風邪ひくんじゃね(^o^)」
と嬉しそうに言うのだ。
ウィルスを招き入れるヒトがいなければ、私のこの風邪は無かった、
と言いたいのだが、それは仮定法の話でしかなく証明不可能だ。
毎年のことだ。今年も、いずれそうなる。