安眠は大事 | 転妻よしこの道楽日記

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昨夜はあまりにも眠くなって、パソコンができなかった。
なぜそんなことになったかというと、昨日は主人が、
始発で行って最終で帰るという東京日帰り出張で、
私も朝はそれに合わせて5時前に起床したからだ。
つまり普段より一時間半ほど早く起きなければならなかった。
そして、そのあとはまた、娘を7時過ぎには起こさないといけなかったので、
私がうっかり寝過ごしてはいけないと思い、二度寝もしなかった。
午前中は自分の用事で出かけたし、帰宅して家事をしたら夕方になり、
結局、ひどく眠いまま、主人の深夜帰宅を待つことになってしまった。

それで、『やっぱり一晩でも睡眠が損なわれると、響くよな~』
と思いながら、今朝は、たまった迷惑メールなどを処理し、
あちこちのページを覗いていたのだが、こんなときに限って、
睡眠不足を体験したばかりの私の心に触れるような記事を
ふとした偶然から、見つけてしまった。

妻が「寝室を別にしたい。」と言い出しました。(発言小町・2010年1月20日)

まもなく70歳の男性、エリートサラリーマンとして長年働き、
退職後、穏やかな老後を手に入れられる境遇となり、
60代前半の奥さんに、ひとつ何でも希望を叶えようと提案したら、
彼女の望みは宝石でも旅行でもなく、『寝室を別にしたい』。
『夫が老後妻との温もりある生活を望むのは当然の権利だと思う』のに、
よりにもよって妻の唯一の願いが『寝室が別』だなんて・・・、
と、この男性の衝撃と落胆は大変なものであるようだった。
それで、『どうしたら妻に歩み寄って貰えるだろうか』
というのが、この男性の相談なのだった。

一体全体、なんだってそんなに一緒の寝室に固執するのかね、
というのが私の偽らざる感想だ。
この機会に、試しにそれぞれ個室で寝るようにしてみたら、
そのあまりの開放感に、夫婦とも幸福感が倍増するのではないか、
と私などは思うのだが、寝室を分けるというのは、
一部の夫たちにとっては、これほどに不本意なことだったのか
(続く投稿まで丹念に読んでいくと、この男性はこの後、
奥さんの要望を受け入れて別室に移るのだが、独り寝が寂しく、
妻の匂いが恋しくて眠れないという意味のことを書いている)。

うちなんか、記憶にないくらい以前から寝室は別だ(爆)。
こんなことでノロケても(殴)呆れられるだけだとはわかっているけど、
主人も私も年がら年中、朝からいつでも機嫌が良いのは、
それぞれ別室で好き勝手にぐっすり寝ているからこそだぞ?
入った官舎によっては、家族全員が一部屋で寝ていた時期もあったが、
それは単に、住宅事情が悪すぎたからだった。
主人のいびきはウルサイし、娘にはケリを入れられるし、
寒がりの私がエアコンを許さないので、夏などあとの二人は汗だくだし、
そりゃもう、毎晩、耐えに耐えたものだった。

そもそも結婚前から、『ダブルベッドだけは絶対にイヤ』というのが
主人と私の、ぴったり一致した見解だった。
あれで安眠できる神経は、少なくとも我々二人は持ち合わせていなかった。
あんなもので寝ているから欧米人はすぐ離婚するんじゃないのか、
とまで主人は言った。

発言小町の相談文にもあるとおり、寝室が同じということは、
『相手のいびきがうるさくて眠れない』
『暑がり・寒がり、エアコンの設定温度のことで揉める』
『読書やDVD鑑賞等、気兼ねなく楽しめない』
などの状況に、延々と耐え続けなければならないということだ。
カップルで同じ部屋に寝ていて、自分はそんなこと悩んだ経験が全くない、
という人は、では相方のほうによほどの忍耐を強いていないか、
今一度、深く反省してみるべきだと私は思う(苦笑)。

・・・まあ、私の言うのは極論だから、
夫婦が一部屋で、ストレスなく眠れているなら、それはそれで良いのだ。
また、ストレスはあっても相手のために我慢すべきである・我慢できる、
と二人ともが考えるなら、横からとやかく言うものでもないと思う。
だが、夫婦のどちらかが「寝室を別にしたい」と望むなら、
やはりそれは尊重されるべきだろう。
毎晩の安眠妨害を、同室で寝続けて克服することが、
夫婦として不可欠の愛の証しだとは、私は思わない。

そうでなくても、この記事の奥さんは、ずっと辛抱なさっていたのだ。
多忙で家庭を顧みる暇のなかったご主人に理解を示し、
三人のお子さんを育て、舅姑の家庭介護を最期まで十数年も続け、
しかもご主人の単身赴任中の浮気も(少なくとも表面上は)許した。
その老後のたったひとつの望みが「自分の寝室が欲しい」だったのだ。
これは叶えてあげないと、ご主人のほうにバチがあたるだろう。

ご主人が家族のために激務に耐え続けて定年を迎えられたことはわかるが、
その間、奥さんだって、黙って力を尽くし家庭を守って来られたのだ。
ご主人は退職してこのたび解放と休息を手に入れられたのだろうから、
奥さんだって、同じように、解放も休息も必要だ。
それが、この場合は、自分の寝室を手に入れるということだったのだと思う。

ひと部屋を完全に占領して、手脚を伸ばして、心身ともに解放されて眠る、
というのは、基本的だが実に大きな幸福だと私は思っている。
それが得られたら、奥さんの情緒は深く安定し、
それこそご主人の望む「温もりある生活」が本当の意味で実現すると思う。