
二次については、何を準備したら良いかわからず、
とりあえず『2009年度版英検1級全問題集』(旺文社)を買い、
過去の面接で、スピーチにどういうテーマが出題されたかを調べた。
王道としては、どのようなテーマでも最低限何か言えるように、
転用可能な原稿をなるべくたくさん自分で書いてみて、
かつ、暗記しておくのが有効なのだろうと思うが
(ということが二次対策用のサイト等に出ていた)、
私には、そのようなことは時間的にも能力的にも、
どうも出来そうになかった。
それで、もう理科系ネタも時事ネタも避けて、
「見合い結婚は、現代でも意味があるか」
「占いは今の市民生活で役立っているか」
「音楽が社会生活において果たす役割について」
の類の、荒唐無稽だが日常の語彙でなんとかなりそうなものを
無理矢理にでもやるしかないだろうと思った。
過去問を眺めてみると、毎回、5問のうち1問だけは、
そのテの、何か言えそうなものが出ていたからだ。
キッチンタイマーで計り、1分考えて2分間喋る、
というのを幾度かやってみたが、
「例」をあげたいのにうまく英語にならず黙ってしまったり、
説明に時間がかかり2分のリミットが話の途中で来てしまったりと、
どうにも、スラスラと行かないので、
『最初に「結論」を言い、あとは「理由」を時間いっぱい喋る』
と割り切った。「例」は話しながら適当に入れることにした。
よく対策本にあるような、
『(結論を含む)序論→(例証2つを含む)本論→(まとめの)結論』
などという美しい構成のスピーチをする能力は、私には無かった。
それから、全く英語を喋る機会がないまま十何年も経っていたので、
英会話スクールを三校ほどまわって、無料体験レッスンを受けた。
直接の試験対策ではないにせよ、大いに度胸試しになったし、
実際、今回の試験に落ちたら英会話学校に行こうと思い決めていたので、
「落ちたときには、あそこに行って、やり直せばいいんだ」
というアテが出来たのは、心理的にプラスになった。
本番では『若者は権威に対する尊敬の念をなくしていると思うか』
というテーマを選んだ。
ほかに出題されていた、環境問題も健康の話題も私には語彙がなく、
案の定、これしか話のできそうなものがなかったからだ(苦笑)。
それでも合格ラインを超えることは出来たところを見ると、
英検は英語のテストなので、「話術」までは問うていない、
ということではないかというのが、今の感想だ。
さほど構成の整ったスピーチが出来なくても、
要は、テーマから外れないことを2分間、英語で言えるかどうかと、
結論が、明示的に、わかりやすく言えているか、
が大事なのではないだろうか。
なお、言うまでもないことだが、
私がここで問題にしているのは、資格試験に過ぎない英検限定の、
「合格点を超える」ための、最低ラインの話だ。
本当の意味で英語が出来る・斬れ味の良い英語を使える、
というのが、こういうレベルの話でないのは、無論だ。