友人Oの家には、メスの、白い大型犬のハナ(仮名)がいる。
ゴールデン・レトリバーか何かの入った雑種わんこだそうだ。
ハナちゃんは、体が大きいだけあって脳ミソの容量も相当あり、
したがってなかなか賢いということだ。
彼女はとても判断力があるので、飼い主の言っていることを聞いて、
その通りにした場合に自分に利益があるかどうかをよく吟味し、
最終的にどうするかは、自分で決定するそうだ(爆)。
あるとき、友人Oの、小学生の娘さんに会ったので、
「この頃、どう?わんちゃん、イイ子にしている?」
と私が尋ねたら、Oにワをかけて個性的な彼女がすまして言った。
「ええ。スイスのお嬢様学校にやっていますの」
なんと、ハナちゃんを持てあましたO一家は、
この子を真人間ならぬ真わんわんにするために、
広島市内にある、某しつけ教室に入れたということだった。
実は、官舎を出てマンションに来て以来の、
うちの娘の大きな夢のひとつは、柴わんこを飼いたい、ということで、
私も動物は大好きなので、基本的には賛成なのだけれど、
私は、猫しか飼ったことがなく、正直なところ、
犬のしつけをどうしたらいいか、自信がない。
なので、この件は無期限に見送りになっている。
試しに、犬のしつけ適性診断をやってみたら、私は案の定、
『残念ながら、あなたの家のリーダーは犬かもしれません』と出た。
やっぱりな(T.T)。私は犬の下僕になるタイプの人間なのだ。
友人Oは確か、以前から犬を飼った経験があったのに、
それでも全寮制お嬢様学校に入れるハメになるのだから
私が犬に手を出そうものなら、どんな悲惨な毎日になることか。
で、先日、友人Oと食事をしたので、その後のことを聞いてみた。
ハナちゃんは、既に家に帰ってきているということだった。
O「しつけようとして、叩いたりしたらいかんらしいのね」
私「そうなんだ。言葉が通じないから体罰、ってのは違うのね」
O「うん。やっぱねえ、我が儘を言うには、言うだけの背景ってか、
言うことをきかなくなる理由ってのが、あるらしいのだワ」
私「そうか~。じゃあ、しつけ教室に行って良かったね」
O「いや・・・。捨て金だったかもしれん(^_^;」
頭のいいハナ嬢は、ちゃんと、相手を見ているのだった。
スイスのお嬢様学校を優秀な成績で修了した彼女は、
帰国・帰宅するやいなや、O一家の顔を見て、
『ああ、なぁんだ、また、こいつらか』
と思った、・・・・・・・・・・らしかった(^_^;。