舅が電話してきた。
昨日、外科の主治医から骨シンチの結果について話があり、
ケツの痛みは、食道癌からと思われる骨転移だったそうだ。
このあとの治療は放射線がメインとなり、
痛みについてはモルヒネで対処する、と言われたらしい。
こうなった以上、自分はもう長くないと思うから、
ばーちゃんの特養入所を早く検討して貰ってくれ、
と舅は言った。
これまでショートステイでたびたびお世話になった、
佐伯区の自宅近くの特養を、舅本人も信頼しているし、
「あそこなら、近所じゃけ、ワシも会いに行けるし、のう」
ということだった。
この期に及んで舅の話はやっぱり姑のことなのだった。
わかった。
それが今のじーちゃんの、第一番の懸案事項だというのなら、
それを叶える方向で動こう。
あとは、じーちゃんの苦痛を最大限に取り除き、
病気の進行を遅らせるような医療を、
主治医に対して御願いするだけだ。
これからは、苦痛のない日々を、できるだけ、できるだけ長く!
この例はあまりに極端かもしれないが、
しかし、こういう人もいる、ということを、
私は時期を見て、じーちゃんに伝えたいと思う。
病歴も違うし、一概に言えないことはわかっているけれど、
仮に一足飛びにがん消滅とまでは行かなくても、
病気と長く巧くつきあって行く方法は、
この先、まだまだあるのではないかと思うのだ。
ともあれ、電話を終えて、今、主人が大学病院に向かった。
私が居ると、舅は弱音も吐けず愚痴も言えないだろうし、
息子にだけ言っておきたいことだってあるだろうから、
きょうは、主人ひとりで行って貰った。