痴呆:
用語代案に6候補 厚労省検討会という記事によると、
『「痴呆」に代わる用語の案として、厚生労働省の検討会は1日、
六つの候補をまとめた。(1)認知症(2)認知障害(3)記憶症
(4)記憶障害(5)もの忘れ症(6)アルツハイマー症』
ということだ。
確かに私も「痴呆」という言葉には抵抗がある。
姑の病状を説明するとき、「痴呆もありますので・・・」などと、
話をわかりやすくするためにはこの用語を使って来たけれども、
「痴」も「呆」も大変プライドを傷つけられる語だと感じたし、
使わないで済むならそうしたいと思ったものだった。
今あがっている六案の中でどれかひとつに決める、ということなら、
私は、(2)認知障害、が最善かと思う。
(1)や(3)だと、「認知」や「記憶」が「どうなったのか」がわからないし、
(4)は記憶喪失と混同されそうだし、(5)は私のことだし(爆)、
(6)に至っては別の病気じゃないんですかと問いたいものがある。
アルツハイマーは確かに痴呆症状を伴う疾病のひとつではあるけれど
(っていうか、そもそもは発見者の名前だと思うのだが?)、
これがいわゆる「惚け」のすべてではないので、
この語を「痴呆」の代用にするのはあまりにおおざっぱだと思う。
疾病を表す用語としては、ある程度のわかりやすさを備えていて欲しいが、
同時に、あまりにもくだけた語感というのも抵抗がある。
案を出して貰っておいて、ケチだけつけるのは気が引けるのだが、
適切な呼称を考えるというのは、実に難しいものだなと思った。
話が逸れるが、「自閉症」というのも名前が悪いのではないだろうか。
語のイメージからすると、心理的ショックなどで心を閉ざした人のことみたいだ。
これはれっきとした脳の障害を表す語彙なのに、語感のせいで、
ノイローゼか何かのことだと誤解している人が結構、多いように思う。