ナサケは じーちゃんの ためならず(誤用) | 転妻よしこの道楽日記

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舅が「見てみい!」と呼ぶので、降りていったら、
灰皿付きのデッキチェアが庭に置いてあって、
「あんたの咽喉に障るといかんから、ワシはここで煙草すうことにした」
と彼は、ニヤニヤ笑って言った。

私「おとーさん!すびばせん~~」
舅「ええっちゃ。気にするな。煙、しんどかったんなら、はよ言えや(照れる)」
私「私が台所に降りてきてるときだけでいいですから~。毎回外に出られなくても。
 ご自分のおうちなんだから、そんなご不自由な思いされることないんですよ~」
舅「気ぃ遣うな。ええんじゃって」

舅はその言葉通り、あまりにも律儀に、
きょうはずっと、煙草を喫うたびに外に出ている。
彼は一日に50本以上は喫うので、起きている時間内で単純に計算しても、
一時間に数回は外に出ていることになるだろう。

極寒の季節でないからまだ良いようなものの、
それでも病人の彼には負担だろうと思い、有り難いけれども申し訳ない。
喫うときは外に出る、というのが、煙草を愛する舅にとって、
どれほど大きな譲歩であるか、私なりに、わかるつもりだ。
おじーちゃん、ありがとう~~~(T.T)。

しかし、ここでひとつ、心を鬼にして(顔はブタでも)考えてみると、
彼にとって「喫煙に手間がかかる」というのは、実は良い面がいろいろある。

客観的に言えば、彼の病気をなおすためには、喫煙は良くない。
手を伸ばせばすぐ煙草が吸えるから、日に50本も喫ってしまうのであって、
起きあがって外に出なければ喫えない、となれば、少しは歯止めがかかるだろう。

また、寝ころんでテレビを見ながらエントツのように喫煙するので、
しょっちゅう、パジャマやシーツを焦がしているし、
夜など、安定剤をのんだあとでも煙草に火をつけるので、
そのまま寝入ったことも幾度かあり、寝たばこによる火災の不安が常にあったのだが、
これらも「外に出なければ喫えない」となれば未然に防げることになる。

更に、彼の隣で、ほぼ寝たきりで過ごしている姑にとっても、
一日中、副流煙や呼出煙の中で呼吸しているよりは、
それらから解放されて綺麗な空気の中で過ごせたほうが、健康に良いに決まっている。

そう考えれば、彼の喫煙がちょっと不自由になったのは、きっと良いことなのだ。
ということで、私の扁桃炎は多分、今回はとても重症で、
当分の間、なおらないだろう。クス。