明け2歳世代の所有馬についてまとめたいと思います。


この世代も仕入れは基本セリです。

一昨年から育成のやり方も抜本的に改革中ですので、この世代から成績も上がることを期待しています。


1頭ずついきます。


◇サマーセール組



レイチェルペガサス
(ジューンアイリス2022)
牝 父ゴールドドリーム
兵庫・坂本和也厩舎

兵庫県馬主協会の補助を使用して購入しました。
サマーセールで300万円(税抜)でした。
引取り時426kg→年末12/26計測で482kgと期待通り大きくなりました。背も伸びています。
今のところ脚元の問題もなく、動きも素早いとのこと。

今年の兵庫県は理由あって補助馬を80人以上も当選させてしまったため、2歳は大混戦になると予想されています。
北海道には4月まで滞在の予定、マハーラーニーやパリスデージーでお世話になった坂本和也厩舎に無事送り込みたいと思います。



シアッツ
(ムサシレパード2022)
牡 父トゥザグローリー
門別・小国博行厩舎

サマーセールで200万円。今年の夏は北海道も酷暑でセリ会場も大変な暑さだったことを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
引取り時387kg→12/26 442kg
この馬もセリではガレ気味だった感じです。今は大分逞しくなりました。
同じお父さんのズンガリプテルスと似たような成長曲線を描いています。

門別競馬場を予定していますが、気持ち待って3月の能検組と入れ替わるくらいの時期に入厩して6月頃にデビューすれば良いかと思っています。




ハズムリズム
(アンジェルブ2022)
牡 父ラブリーデイ
JRA美浦・土田稔厩舎

サマーセールで300万円。この馬を買ったのは1日目だったのですが、1頭大き目の牡馬を買っておこうと思っていた所で買えた馬でした。
ラブリーデイはそこまで人気になる種牡馬ではないのですが、先のトゥザグローリーと似ていて焦らず仕上げれば古馬になっても成長し続けてくれます。

引取り時472kg→12/26 537kg
気持ち大き過ぎるのですが、育成の評判はすこぶる良くて「新馬は勝つ」そうです。笑
脚元も繋ぎは緩いけど全然大丈夫と。
40%くらい割り引いて聞いてはいますが、そこまで言ってくれるのは嬉しいので、このまま見守っていきます。



ラビッツバイク
(メヌエットシチー2022)
牝 父ハッピースプリント
川崎・高月賢一厩舎

サマーセールで170万円。安かった理由は、、時間帯ですね。馬はバランス良く、歩きも良かったです。
引取り時405kg→12/26 442kg

この馬の良いところは短距離に割り切った配合が重ねられているところで、芝なら1200、地方ダートでも2〜3歳限定のうちは1400まで、古馬なら1000m前後と狙いが明確です。




ワイルドチュリップ
(タカノベンチャー)
牝 父エポカドーロ
門別・川島洋人厩舎

サマーセールで120万円。ステイゴールド系の馬は基本的に安く買えます。気持ちが強くて私は好きなんですが、気性が良くないイメージがあるんでしょうか。
気性は種馬だけに起因することではないんですけどね。
引取り時434kg→12/12門別入厩時 454kg

サマーセールの馬は引き取ってすぐに馴致をしました。この馬も9/1に引取り、9/9には屋内馬場で乗っています。
そこまでやってから2ヶ月放牧、門別競馬場に運ぶというやり方でした。

以上がサマーセール仕入れ馬です。
続いて他のセリ組など。


◇セプテンバーセール


ブルーアスタリスク
(ホウヨウジーナス2022)
牝 父サングレーザー
門別・川島洋人厩舎

セプテンバーセールで130万円。サングレーザーほ産駒が少ないですがもっと評価されても良い種馬だと思います。
母の父がデピュティミニスターでディープ産駒としてはパワーがあり、成長力もあると期待しています。

引取り時412kg→11/12 門別入厩時 438kg
こちらもセプテンバーセールのあとすぐ馴致、ガス抜きのため2週間程度放牧しました。
それでも馬体が増えたので、あとは門別の厩舎にお任せという形です。
順調で年末には坂路で15-15まで進んでいます。


◇オータムセール


レッツト
(レディルー2022)
牡 父アドマイヤマーズ
門別・小国博行厩舎

オータムセールで250万円。アドマイヤマーズ産駒牡馬ですが、セリではひと声でした。喉はグレード2ですが全然このくらいはいるレベルで、他のレントゲンは問題なし。

引取り時461kg
オータムの馬なので引取り後、馴致をして屋内馬場で乗れるくらいまで進めて入厩しました。
セリ馴致を2回している馬でもありどこかで休ませる必要がありますが、馬体がある方なので能検までは大丈夫かと思います。
胴がもう少し伸びてトモに肉が付くと格好良くなりそうです。


◆自家生産馬



タマメキキラルン
(タマモキラメキ2022)
牝 父アスカクリチャン
岩手・橘友和厩舎

ラストは自家生産馬です。
アスカクリチャン産駒でコマーズのクロスというある種ワケアリな配合のため、この世代の生産馬で唯一セリに出していない馬です。いわば趣味枠の生産馬。
牧場から個人的に買い取りました。笑
名付け親は娘です。

こちらは年末時点で403kgと小柄ですが放牧地ですばしっこく動いていた馬。
坂路には入っていますので、進捗度合には問題なく春先もう少し大きくなるかと思います。


◆外国産馬

ここまでで8頭いますが、さらに今年は外国産馬も2頭います。
現在ケンタッキー州の育成牧場で乗り進めていて、順調なら3月下旬に輸入します。


無事に輸送出来たら改めてご紹介します。

今年の馬は走る!
と言いたいところですが、まずは1頭1頭しっかりデビューさせることが大切です。
冷静に能力判断もしていかなければなりません。

年が明けると育成馬たちも一段と進んできます。
2月には予定通りなのかどうかの判断も出来てきますので、楽しみに待ちたいと思います。