キーンランドセールを終えて帰国の途につきました。
今年は4泊6日で行ってきました。
Book2からBook3の間で滞在しました。
昨年はBook3から4で滞在したのですが、少し違う流れのセリも見てみたくて今年は少し到着を早めました。
今年も大変勉強になりました。
日本からはレキシントンに直行便はなく、シカゴかダラス、アトランタあたりで乗り継ぎになります。
乗り継ぎ待ちを含めると片道16〜18時間の旅になるため、正直行くのは簡単ではありません。
私も昨年帰ってきた時にはどっと疲れました。
でもまた行きました。笑
昨年のキーンランド後にもブログを書きましたが、私がまた来たいと思う理由にはアメリカの馬産に対する取り組みの素晴らしさと、土地の豊かさにあります。
本当にここで馬を作れれば走る馬ができる、という気持ちにさせてくれます。
今年はセリの合間に育成牧場も見てきました。
昨年のキーンランドで当歳を何頭か購入しましたので、それらが1歳になり育成過程に入っています。
昨年プロジェクトに賛同してくれた数名の馬主仲間の馬も一緒に育成しています。
これらの馬は
①1歳で日本に輸出、日本のセリで販売
②1歳で日本に輸出、日本の育成牧場へ
③2歳で日本に輸出、検疫を経てトレセン入厩
④アメリカのセリで販売
⑤アメリカで競馬デビュー
など、様々な選択肢がありそれぞれ最適と思う方法で育成していきます。
来年度には2歳になりますので、こうして育成した馬たちが競馬場に行きます。
自分の生産馬と同じくらい楽しみです。
キーンランドセールでは繁殖牝馬の調達も順調に行うことが出来ました。
Book2から入りましたので、当初はやや価格が高いかなという感じでしたが幅広く候補をあげていたこともあり予算内で買えました。
GⅠ馬の妹もいて良い仕入れができたと思います。
基本日本に運ぶ計画ですので、また改めてどんな馬を購入したのかは書いていきます。
それからセリの合間には今年も種牡馬を見せて貰いました。
いわゆる米国ダート馬は体幅があり脚は短め、先行力、追走力に富んだ大きなお尻が特徴ですが、中にはスラッとした体型に出す種牡馬もいます。
当歳や繁殖のセリをしながら種牡馬を見ることはとても参考になります。
ゲインズウェイファームではこちらも私の大好きなアフリート系であるアフリートアレックスに会わせて貰うことが出来ました。
種牡馬はもう引退しましたが、功労馬として繋養されています。
まだまだ若々しい馬体で元気にしていました。
アフリートの孫になります。
自分をこの世界に引き込んでくれた血統ですので、会えてとても嬉しかったです。
昨年のキーンランドセールではこのアフリートアレックスに関係する繁殖牝馬を数頭購入していて、日米で産駒が誕生しています。
ケンタッキーで学んだことは日本の牧場運営でも大いに参考になることばかりです。
土地やロケーションの違いはありますが、取り入れるべきは取り入れて行きます。
また来年もキーンランドには来ることになりそうです。