今日は友人と船橋競馬場に行っていました。

最終レースが終わり解散、隣接するスーパーに寄り車に戻ると、そのわずかな時間にシートに置き忘れた携帯に複数の着歴がありました。

21時前後、普段調教師とやり取りする時間ではありません。
なんか嫌だなと思い折り返すと、休養先でアジアハイウェイが亡くなったとのことでした。


アジアハイウェイは笠松で今月頭まで競馬をした後、猛暑を避けるため門別近くの牧場で休養していました。

今日になって白血球の数値が急激に上がってしまい、補液の回数を増やして対応したが助からなかったとのこと。。

こういう場合、馬主は厩舎や牧場は決して責められません。
やれるだけのことをやってくれたと思います。


なんだか脱力しました。

アジアハイウェイは今年産駒がデビューするアジアエクスプレスの半弟で、珍しいバックパサー系のMontbrook産駒です。

一部の馬主仲間には良く話していたのですが、誰も付けなくても種馬にして毎年2頭くらい仔を取りたいと思うほど好馬体の持ち主で、密かに計画していました。

それもこれも健康であってこそ。

馬主はこんな時、何もできません。
馬のことはいつも楽しく、がモットーの自分ですが、さすがにちょっとブルーになりました。


ある馬主仲間から、馬を持っていると最後どうしても処分を考えなければいけない時が来る。
それについて、どうやって心の整理を付けたら良いですか?
と聞かれたことがあります。

新馬は勿論、サラブレッドオークションなどで馬を購入する時に私が考えるのは、自分が持って最適な条件で競馬をさせることで、その馬の寿命(競走寿命も含め)を延ばすことができる。
ということです。

思い上がりかも知れませんが、それが零細個人馬主と見捨てられかけた馬とのコンビネーションなんです。



細かいところで色んな悔いはあるんです。

でも馬主はこれを乗り越えていかなければなりません。明日からまた頑張ります。

アジアハイウェイのことをいつまでも覚えていてあげたいと思います。

長年のファンだった笠松の東川さんに乗ってもらうことも出来ました。


ありがとう、アジアハイウェイ。

今夜は献杯です。

※この手の話はいいねしづらいでしょうから、スルーして頂くか、「見たよ」みたいな感じで大丈夫です。