セリも終わり、これからしばらくの間は来年の配合を考える時間になります。
楽しい時間ですけどね。

昨日書いたザファクターに続き、注目種牡馬を書いてみます。

今日登場するのはトビーズコーナー 。
この馬の面白いのは血統がかなり異端、というかマイナーなんです。
新冠の優駿スタリオンステーションで供用されていて、種付料は50万円。

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父はダンジグ系、ベラミーロード。
チーフズクラウンからはチーフベアハートが日本で種牡馬になっていますね。
父の母系はハイペリオン系のマイナー。

母の父ミスターフリスキーもほとんど聞いたことがないですね。こちらはダマスクス(オジジアンが有名)を経てテディに遡ります。
このミスターフリスキーの母系に至っては、イギリスの三冠馬アイシングラスに遡る、現代では殆ど見ない血統です。

主な勝ち鞍はウッドメモリアルS。
ベラミーロードと親仔制覇しています。

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ウッドメモリアルSは意外と勝ち馬に有名な馬が多く、古くはネイティヴダンサー、ボールドルーラーにシアトルスルー。
最近ではフサイチペガサス、エンパイアメーカー、タピットと言った種牡馬として有名なメンツ。エスケンデレヤも日本に輸入されています。

産駒は今年になり、クレセントシティーやソイカウボーイと言った地方の有力2歳馬が出てきています。
繁殖の質次第では活躍馬を出せる予感がしますし、自分の繁殖にも来年は付ける予定です。

サンデー、キンカメだらけになりつつある生産界にとっては、貴重なアウトサイダー血統を持つ種牡馬だと思います。