その瞬間は突然やってきました。


土曜福島2R 芝1800mの2歳未勝利戦

ソルエパトリオットは横山琉人騎手を背に8番人気で逃げ切りました。


デビュー戦も見どころのある7着(0.8差)でしたが、今日はもう少し積極的に行けば良かったという反省の通りスタートから気持ちの良い逃げ。

直線は3頭併せの真ん中で凌ぎ切る最高の乗り方だったと思います。





これにてアフリートファームとしてはJRA初勝利となりました。


北海道から応援していましたが、レース後はお祝いをたくさん頂きめでたい土曜の午前中でした。


今までユリーシャやゼンダンスカイで繁殖所有としての勝利はありましたが、生産者名義としてはようやくJRAで勝つことができました。


生産を始めてからずっとブログで書いていましたように、生産は一朝一夕ではならず地道に積み重ねる日々の工夫や(現場の)努力がどこで結実するかという世界です。

だからしっかりやっていればいつかは勝つと思っていました。でもそれでもいつ勝てるかはわからないですし、その時を正確に予期することはできなかったわけです。


今週はたくさん出走がありますが、それでもどれがいつ勝つかはわかりません。


勝ち切ったソルエパトリオットに改めて感謝します。




母ソルエユニークは元々はシルクの募集馬。
ディープインパクト産駒で母はアメリカのGⅠ馬という良血でしたが、いかんせん小さくてデビューも遅れてJRA未勝利。



私とはサラブレッドオークションで出会います。
笠松では一戦走っただけで骨折。



アメリカンペイトリオット産駒を産んだのは2022年のこと。



レックスさんに声をかけて頂き、JRAデビューの運びとなりました。
(セリにも出しましたが主取りでした笑)

ソルエユニークは牧場設立当初の繁殖で、必ず見どころはあると思っていましたがどうしてもサイズのハンデはあり、中々大きい仔は産めませんでした。

それでも骨は丈夫になるようにと離乳後は24時間放牧で鍛えたつもりです。

念願のJRA初勝利。
嬉しいです。
今まで歩いてきた道をまたしっかり歩いていきたいと思います。


(競馬ブックさんより頂きました)