今、解体中の現場です。
写真では、2F部分がありませんが、壊したあとです。
お隣の階段まで、約10cmもありません。
ちょー ぎりぎりです。
全面道路までも、ほぼ 0cm
安全を考え、ガードマンさんをお願いしました。
手前の右、白い配管は、解体しているお宅の壁です。
鉄骨の階段は、お隣のお宅です。
隙間は腕も入らないくらいせまいです。
2F 角の部分を、一部上手に残し、内側に慎重に倒します。
つかみ方が、浅いと、はずれ、その反動で、道路側に倒れます。
最悪の場合は、道路を閉鎖してしまいます。
そうなったら一大事
突然、 『踊る大捜査線』 の青島刑事のセリフが、頭をよぎりました。
「レインボーブリッジ,封鎖できません!」
冗談を言っている場合ではありませんでした。
うちの No1 オペレーターが壊します。
慎重に、重機が作業する時は、全面道路の車両と歩行者を、止めて行いました。
砂山の山崩しのように、慎重に少しずつ壊します。
最近建設現場での事故が多いので、さらに慎重になります。
2Fが壊し終えたら、2階から上の、養生シートを外します。天辺までは、約8m、
私も、メタボな体にムチ打って上に上りました。
端は、単管パイプ1本だけです。
まるでサーカスです。
この状態で、ばらさないと、後では、とどきません。
我が愛車、コマツPC78USです。
先端を、バケットから、爪に変えると、解体機に変身します。
ガンダムの ズゴッグ の腕の部分ににています。
http://www.gundam.jp/mecha/ze01.html#07
ズゴッグが、ほんとにあると便利です。
両手で,解体出来ますから。
コマツさん、ぜひ作って下さい。
価格があえば、真っ先に買います。
そんな将来も来るかも知れません。
これが、サンダーバード4号です。
冗談ですが、似ている所は、荷台が分離出来る所です。
このダンプは、荷台部分が外れ、取替えられる仕組みになっています。
用途に応じ、自由に荷台が、変えられます。
今度機会があったら、赤、黄色、青など七色に塗ってみようと思います。
こんな車両も持っています。
重機のコックピットに乗りたくて、うずうずししていましたが、今回は、うちの No1オペレーターに任せました。
この様に、「WAKABAYASHI 4号」 に積み込みます。
最近は、ゴミの処分費が、数倍になってしまったので、
すべて分別して、分けます、ですから時間も手間もかかります。
ここで、車両の紹介です。
これが WAKABAYASHI 1号です
4tユニックでは、めったにない 6段ブームです。
3Fの屋上、までとどきます。
他にも、秘密があります。
重機を運搬できるように、トラック前方が上がります。
重機、トラックを見ると、ついほしくなります。
子供が、ミニカーをほしがるのと、一緒ですかね?
趣味の部分がいっぱいです。
ちなみにうちの息子2人は、重機の操作が出来ます。
(将来少しは、役にたつかも、との親ごごろです)
ちょっと話がそれてしまいしたが。
ここのお宅は、築30~40年くらいだと思いますが、壊してみると、いつも実感します
RCだったら、3倍以上もつのに。
でも今度の家は、RC構造ですので、100年は持ちますから、私が生きているうちは、解体はありえません。
でも、この家を作った大工さんは、ちょぴり寂しいと思います。
日本もやがて、RCの時代がやって来ると思います。
省エネ、エコを考えたら、一番良いのは、RC住宅です。
政府も、200年住宅を進めていますが、内容をみると、継続した、メンテナンスを重視していて、
一番大切な構造には、あまり触れていません。
(大手ハウスメーカーが有利な内容です)
木造住宅を、200年持たせるのは、現実的には、建替え以上のお金がかかります。
RCもメンテナンスは必要ですが、基本的に、外壁をカバーし、鉄筋が錆びない工夫をすれば、コンクリート自体は、200年はもちます。
ですから本当の意味での200年住宅は、RCが一番近い所にあるのと思います。
逆に200年以上もってしまうと、我々、建築関係は、仕事が少なくなります。
200年持てば、十分もとは取れると思います。
200年後は、創造出来ないくらい、社会も変化していると思いますから。
若林