ギヤの歯の大きさの表し方には、
ピッチ円ミリ寸直径を歯数で割ったモジュールと、歯数をピッチ円インチ直径で割ったダイヤメトラルピッチがあります(他に円ピッチも)。
 D:ピッチ円直径(ミリ)
 d:ピッチ円直径(インチ)
 m:モジュール
 p:ダイヤメトラルピッチ
 Z:歯数
とすると、
 m=D/Z D=m×Z
 p=Z/d Z=p×d
 D=25.4×d
よって
 m=25.4×d/(p×d)=25.4/p
 p=25.4/m

ラジコンカーで使われるギヤには
 m=0.4、0.6 p=48、64
があります。計算すると
 m=25.4/48=0.53(p=48)
 p=25.4/0.6=42.3(m=0.6)
ですが、
 m=25.4/64=0.397(p=64)
 p=25.4/0.4=63.5(m=0.4)
なので、0.4と64はほば同等ということになります。同等というけどどうかな?
左KAWADAの64p 100T、真ん中と右はタミヤの04m 104T 93T。歯の大きさを比べてみると微妙に違うような…。
一般に使われているギヤ(並歯)は、歯末のたけ=モジュール。つまり歯車外径は
 歯車外径=D+m×2=m×Z+m×2=(Z+2)×m
となり、歯数に2を足してモジュールかけた数が歯車外径になるはず。
モジュールは0.397、0.4でそれぞれ計算すると、
 64p100Tは40.5mmに対し実測40.4mm
 04m104Tは42.4mmに対し実測42.8mm
 04m93Tは38mmに対し実測38.4mm
で64pは低歯ぎみ、04mは高歯ぎみ。
ピニオンは04持ってないので64pでは
 64p25Tは10.7mmに対し実測10.7mm
 64p20Tは8.7mmに対し実測8.7mm
となると、外径の話は素性のわかってるやつ1個ずつだけの話だし、樹脂ギヤは収縮率とかあるので単に精度の問題で同等とみるべきか?
何しろ64pと04m渡されて選別してくれと言われても無理そう。
ドリフトは48pだし、F1は64pと04mを使い分けるメリットは特に無さそうなのでどちらかに統一するか?
06mは歯が大きく安心感があるけど音がうるさいらしい。歯が小さい方が減速比を微調整しやすそう。06m付けてるF104Wと64p付けてるTRG112を比べて判断することにします。