先週末、仕事関係で見ておく必要のある展覧会に行ってきました。

 

 

現在、六本木にある国立新美術館で開催されている「李禹煥展」です。(会期は、来週の月曜日まで!)

 

とにかく、とにかく、素晴らしかった!!心が洗われるような展覧会でした。それは、まるで予想を超えた素晴らしい音楽会のあとに、心がすーっと浄化されるような気がするのと全く同じ感覚でした。空間芸術で、ここまでの感覚を味わったのは、人生で2度目。めったにないと言っても、時間芸術である音楽の方が、まだそういう経験数が多かった気がしました。

 

「その空間に自分が存在することで、自然とそこに置かれた作品と繋がることができる」と心から感じられるような展覧会でした。

 

李先生は、韓国出身。美術だけでなく、哲学にも通じておられる方ですが、実際の作品の持つ静かな、けれども圧倒的な力を持つエネルギーには驚きました。展覧会図録は見ていたのですが、実物は全く違います!まさにSeeing is Believing! 百聞は一見にしかず!です。

 

夕方からしか出られなかったので、あまり気の進まないバイオリン男子も連れて行ったのですが、これが意外や意外。無料でダウンロードさせてもらえる英語のオーディオガイドを聴きながら、自然に作品に入り込んでいました。難しい年ごろのバイオリン男子があれだけ入り込めたのは、ひとえに作品の持つ力によるものだと思います。

 

会期はあと数日なのですが、超おススメです!

とびっきりの演奏会に幸運にも出会えた時と全く同じ、感動が味わえるはずです。

 

 

 

 

 

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