今日は思いがけず「良い日」、「良い練習の日」でした!

 

まず、なぜか最初の一音目から音がとても良かった。おっ?と思うような響きでした。

<湿度のせいかも。(室内は暖房入、外は雨)>

 

そして、耳が良く聴こえる日でした。

<あまり時間がなかったので、いきなりバッハのパルティータ2番のカプリッチョを弾き始めたら、各声部がものすごく良く聴こえて自分でびっくり>

 

そして、目も良く見える日でした。

<耳が良く聴こえるから?いつもの譜面を見ても、声部がくっきりと浮き出て見える>

 

何でもそうですが、練習していて「良い日」と「悪い日」が必ずあります。

「よし!練習するぞ!」

と思わないで始める日の方が、今日のように良い日があるのかもしれません。力が入りすぎないからなのかもしれません。ここのところ忙しくてあまり弾けていないので、指は固くなって動きにくいのですが、それでもこういう「良い日」があるのだなあとびっくりしました。

 

バッハを練習していて、耳が良く聴こえるというのはとてもありがたいことです。

特にこの2番のカプリッチョのように複数の声部が入り乱れているような曲の場合、耳が聴こえないと縦割の音楽になってしまって、どうにもなりません。耳が聴こえると、たちまち音楽が横長になって、レイヤーが見えてくるのが本当に不思議。

 

すっかり気分が良くなって、久しぶりに一つの声部だけ歌いながら、残りの声部を弾く練習をしました。これを各声部ごとに繰り返します。これは慣れないと意外と難しい練習方法ですが、色々なことに気が付ける良い練習方法で、私は複数の声部がある曲に関しては、いつもこの方法で練習します。

 

M氏が

「歌えないようには弾いてはいけないよ。全ては歌から始まるのだ!」

といつも言うように、歌ってみると、フレージングや強弱の間違い、休符の存在など気が付くことが多いです。

 

トータルでたった30分ぐらいしか弾けませんでしたが、こんな満足度の高い「良い練習の日」があるんだなあと嬉しい驚きでした!

 

 

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