前回に続き、映画のご紹介です。
今回は『ツイスター』(1996年・アメリカ)。
1ヵ月くらい前にNHK-BSプレミアムで放送していました。
私も久しぶりに観て、やっぱり面白いと思った。
ストーリーは、最新の竜巻予報システムを作るため、危険な竜巻内部の観測にチャレンジするストーム・チェイサー(竜巻を追跡して観測する研究者だそう)たちの姿を描く…というもの。
主演はヘレン・ハント(役名:ジョー)とビル・パクストン(役名もビル)。夫婦という設定ですが、2人は離婚寸前で、ビルにはもう別の婚約者がいるの。 でも、ジョーはビルのことがまだ忘れられない。
竜巻の観測には他に競争相手(役名:ジョーナス)がいて、彼らよりも早く観測データを得る必要がある。ジョーナスも元々はジョーとビルの仲間でした。おカネのために独立したのだそう。
この2つのドラマと巨大竜巻との戦い(?)が映画の軸になっています。
前回の『タワーリング・インフェルノ』のような深刻な内容ではなく、エンタメとして楽しめる感じ。竜巻は怖いけど、自分がその立場だったら…などという想像はしない。
監督はヤン・デ・ボン。『スピード』(1994年・アメリカ)の監督として有名です。また、脚本・製作にマイケル・クライトン、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグが加わっており、雰囲気は『ジュラシック・パーク』(1993年・アメリカ)みたいなエンタメ具合(?)です。(『ジュラシック・パーク』は実はわりと怖い)
この映画の有名なシーンは、
*竜巻に巻き込まれた牛さんが、宙に浮きながら「モォ~~(涙)」と鳴いて(泣いて)いるところ
*ジョーの叔母メグの家で、ステーキとマッシュポテト、レモネードの食事をするところ
らしい。この2つについては、ホントによく見かける。
あの牛さんは、その後どうなったのでしょう…。
お食事のシーンは、私も観るたびに美味しそうと思います。分厚いステーキを鉄のフライパンで焼き、その脇に目玉焼きも作り、お皿に山盛りのマッシュポテトとともに乗せて、グレイビーソースをかけるの。
自分でも作れるメニューだから、今度真似してみようかな~。
竜巻に接近するシーンが何度もありますが、どれもすごい迫力です。私なら、あれに近づくような真似はしません…。
劇中に引用されている映画(『シャイニング』『スタア誕生』など)にも意味があるようだし、何度も観ると色々な発見があります。
そして、若き日のフィリップ・シーモア・ホフマンも出ています。のちのイメージとは異なる陽気なキャラでございます…。
竜巻といえば、昨日か一昨日に、ロサンゼルスで発生したというニュースを見かけました。ロスでは竜巻が起こることは稀なのだそう。
日本でも時々あるけど、大抵は海上のようです。私も昔見たことがある…。
中学の時、学校が高いところにあったので海が見えるのだけど、ある日、同級生と海の方を見たら、分厚い雲から細い棒のようなものが3本出ていたの。細い竜巻が3つ、海上をグルグルしていたのです。怖い~~。
でも、貴重な体験だったかもしれない。遠くでよかった。
ネタバレしてはつまらないので、詳しくは書かないけど、この映画も面白くて何度観ても飽きない。
機会があれば、ぜひ観てほしい。
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