*ボヘミアン・ラプソディ(2018年・イギリス/アメリカ)

言わずと知れたイギリスのバンド・クイーンの伝記映画です。
私は今回初めて観ました。NHKのBSプレミアムで放映されたものを録画したの。
フレディ・マーキュリー役はラミ・マレック。
他の3人はそっくりなので、ちょっと浮いて見える…。(失礼しました) ブライアン・メイ役のグウィリム・リーなんて超似てない? ロジャーもジョンも雰囲気がよく似てる。

上のお写真は実際のクイーン。フレディってイケメンなんだよね。それにね、とっても足が長い。
約2時間の間にバンドの歴史(1985年のライブ・エイドまで)を詰め込んでいるので、観ていて忙しかった。
ただ、クイーンがどんどん偉大なバンドになっていく過程を見ていると、とても高揚してしまいます。

フレディの闘病シーンがなかったのもよかった。音楽的なことに浸れるから。
エイズであることをメンバーに告白したのは実際はライブエイドの前でなく、もっとずっと後です。
クイーンのファンは巷では高評価のこの映画に賛否両論らしい。というか反発する人が多い? 脚色もあるようだし(ブライアン・メイが言ってた)、伝記映画は仕方ない面もあるのかもしれない。
マイケル・ジャクソンの伝記映画の内容も心配だわ。ファンなら誰でもそうだよね?(私はマイケルのファンなの。クイーンも好きだけどね)
最後に、ライブエイドの高画質動画を貼っておきます。
公式ではないので、消されたらゴメンね。
生歌でこのハイレベル。

本当に素晴らしいパフォーマンスです。
*リリーのすべて(2015年・イギリス/ドイツ)

世界初の性別適合手術を受けたことで有名なリリー・エルベをモデルにした映画。
こちらも名作の誉れ高い作品ですが、私は視聴後にとても暗い気持ちになりました。メンタルが不調の方は要注意かもしれない。
映像もストーリーもキャストも舞台もキレイな作品で、お好きな方が多いようです。デンマークやフランス・パリでの生活ぶりや衣装やインテリアも素敵。
でも、内容は深刻でハッピーエンドではない。

アイナー(後のリリー)役はエディ・レッドメイン、アイナーの妻ゲルダはアリシア・ヴィキャンデル。この人はとても可愛くてキレイ☆
友人のウラ役は、あのアンバー・ハード。(ジョニー・デップの奥さまだった人)
リリーが危険を顧みずに手術を決断する気持ちは分かる気がするけど、メンタルが落ち込むのをどうすることもできない。
この映画を観た後、数日間は暗い気分だった。名作であることは間違いありません。
*ポセイドン・アドベンチャー(1972年・アメリカ)

先日、ジーン・ハックマンが亡くなりました。
95歳という年齢にも驚いたけど(もっと若いと思ってた)、亡くなった時の状況も…。名優の最期としては悲しい。
でも、名作の数々は永遠に人々の記憶に残るはず。
この作品は、以前ご紹介した「タワーリング・インフェルノ」(1974年)と並ぶパニック映画の金字塔です☆ なぜか今まで見る機会がなく…。
古い豪華客船が津波の影響で転覆したために乗客たちが船内に閉じ込められてしまい、船が沈む前に何とか脱出を試みる…という(オーソドックスな)内容なのですが、「タワーリング・インフェルノ」と同様、人間ドラマも秀逸で、巷でも高評価の映画です。
主役の牧師がハックマン、乗客のアーネスト・ボーグナイン(NY市警の警部補)、シェリー・ウィンタース(ユダヤ系老婦人)など、こちらもオールスターキャストが話題だったとか。

この写真も可愛らしい。映画の内容とかけ離れた良いお写真だよね。
「タワーリング・インフェルノ」も同じような写真があったけど、当時はこういう場面を撮るのが流行っていたのでしょうか。
「ポセイドン・アドベンチャー」はラスト近くで驚愕の展開になりました。この時代としては意外なのではと思う。
ジーン・ハックマンはとても魅力的で、親子ほども年齢が下の女の子(上のお写真の赤いスカートの子)にときめかれるのも当然というカッコ良さだった。
彼が脱出する先を探しに行った時に後を追った彼女。追いついて不安を口にすると彼にハグされるのですが(変な意味ではない)、私、それを見て羨ましく思ってた。
が、パニック映画としては、やはり「タワーリング・インフェルノ」の方が好きでした。面白いとは思ったけど。
*この作品はなぜか安価なBlu-rayがありませんでした。なので載せていません。ご了承くださいませ。
*エスター(2009年・アメリカ)

このポスター、怖い。
ずっと気になっていたけど、ホラーが苦手な私は観る勇気が出なかった。
アマプラで無料なので、しばらくウォッチリストに入れた挙句、昨日、やっとで観てみました。
超怖かった…。

こんなキレイで可愛い女の子(右の子)が、あんな凶悪な人物だったとは。
「13日の金曜日」のようにスプラッターな作風ではありませんでしたが、グロいシーンはいくつかあり、デンジャーもバイオレンスも苦手な私は、目を覆いながら鑑賞していた。
こんな怖い人を野放しにしないでと言いたくなる…。(現実の欧米では、明らかに危険な人は厳重に施設に隔離されるらしい。以前、本で読んだ)
余談だけど、上の本のタイトルが思い出せず、「隣の危険な人」と検索したら、なぜか雨穴さんが出てきた。
雨穴さんって可愛いよね。
肝心の本のタイトルは分からず。
(お話を戻し)この作品では、みんなそうみたいだけど、私も父親にイライラしていた。なんて鈍いのかと憤っていた。この人が早めにエスターを疑っていたら、彼の大切な家族の悲劇は軽く済んだのかもしれない。
が、それでは映画が成立しなくなる…。
お父さんとは違い、末っ子のマックス(女の子ね)の利発なこと。まだ小さいし耳が不自由なのですが、エスターから懸命に家族を守っている。金色の巻き毛に大きな青い瞳の超可愛い子。
終わり方は何とも言えないモヤモヤするものでした。スッキリしない…。
主演のイザベル・ファーマンは、当時12歳くらいで可愛かった。今は28歳で親しみやすそうな美人です。この顔であんな凶暴性を秘めているなんて…。(映画の中だけなので、念のため)
最後の方で父親のジョンを誘惑しようとするのですが、セクシーな黒いドレスと厚化粧でとても不気味。
どんなに美形でも、メイクが変だと異様になってしまう。
この映画はメイクの注意点も教えてくれています。



(違う?)
鏡に向かってメイクを落とすシーンが最もホラーかもしれない。
内容があまりにもハイレベルな〝ヒト怖〟なので、今後は知らない人の場合、小さな女の子まで警戒してしまいそう。
↑ Blu-rayやDVDは中古しかないようですが、Prime Videoで無料で観ることができます。
というわけで、4つの名作をご紹介しました。
まとめてレビューしたのは、どれも面白かったけど、個人的には「とっても好き♡」という作品がなかったから。(ごめんなさい)
ただ、1度は観ておくべき作品たちだと思います。
そういえば、ゾゾゾの皆口さんがよく映画レビューをしているのだけど、それを全部チェックしてみたの。
彼はホラーが好きなので、そういう映画が多かったのですが、最初の方でキューブリックの作品を載せていて、どれも高得点だったの。やっぱり好きなんだと思いました。
ヒッチコックは「サイコ」(1960年)しかなく、ブライアン・デ・パルマも見かけなかった気がする。「キャリー」(1976年)はあったかな? リンチは全くなかった気がする。
私が普段観ない系統が多いので、参考にしようかな~と思ってる。邦画も多いよね、皆口さんは。
私は洋画が好きだし、〝平穏無事〟な作風(ロマコメなど)が好みだけど、サスペンスはわりと観る。古い映画も好き。最も好きな監督はヒッチコックかもしれない…。
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