フィギュアスケート | 光と風の中で~カメラマンHIROのブログ

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東京、神奈川で風景やポートレートを撮っているカメラマンHIROのブログです。
これから色々思うことなど書いていきたいですね。

オリンピック代表選考を兼ねた全日本選手権。

すごく見応えが有った。


初めは女子ショート。

最終滑走の一番手、安藤美姫がノーミスですごく心のこもったとてもよい演技を見せた。

二番手浅田真央にもミスは許されないプレッシャーをかけたかに見えたが、今季の真央は違う。落着いて滑り切って大差をつける。真央ちゃんは一つ一つの滑りが皆滑らかで品が有って美しい。

三番手は今季ショート不調の村上加奈子。実は僕は加奈子ちゃんを応援してる。彼女の喜怒哀楽のものすごくわかりやすいまっすぐな人柄が大好きなのだ。すごく心配しながら応援していたが、今日の加奈子ちゃんはすごかった。あのキムヨナばりの3回転3回転がダイナミックに決まるとあとのジャンプも全部成功させ最後まですごい気魄でノーミスで押し切った。終わった瞬間彼女が顔をくしゃくしゃにして泣き出した。嬉し泣きは初めてと後で言っていたが、僕も一緒に少し泣けてしまった。

真央1位、加奈子2位で鈴木明子が最後に滑った。

これがよかった。ちょっと危ないジャンプもあったがこらえきると後半に向けてすごい集中力と気魄が外に見え、これまたノーミスで滑り切り、終了後全員スタンディングオベーションという感動の演技で真央ちゃんに僅差に迫る2位に入る。

この緊張の中でこれだけの演技を見せた4人には敬意を覚える。


男子はフリー。

最終組一番滑走はいきなり羽生。彼を最初に見たとき、天才だとおもった。すごい天分を持っていると思った。その才能をものすごい努力によって開花させた羽生はすごいと思う。最初の4回転は失敗、中盤までの完成度はショートでのそれに比べるとまだまだとも思えたが後半に向けての盛り上げがすごかった。圧倒的な表現力で観客の心をとらえ切った。素晴らしかった。得点は297点という驚異のもの。


一人置いて織田、かれもすごい集中力でほとんどミスなく滑り切って高得点を獲得、2位に入る。よく頑張ったと思う。

続いて高橋大輔、足を痛めて練習もままならぬ高橋は苦しいスケーティングになる。最初の4回転に失敗して転倒、続くジャンプもうまくいかない、しかし高橋は屈しない。最初の転倒の際にエッジで傷つけたのか赤く染まった左手をものともせず、鬼気迫る気魄で全身を使ってステップを踏む。こんなに素直に引きこまれた高橋の演技は初めてだったかもしれない。素晴らしかった。しかし得点は織田を上回れずこの時点で3位。

続いて町田、少し危ないジャンプを持ちこたえるとあとはノーミスで滑り切って高得点を挙げ2位に滑りこむ。集中力はたいしたもの、

最終滑走、小塚も滑らかで美しい演技が素晴らしく、最小のミスで滑り切った。


結局 羽生、町田、小塚がベスト3、に織田、高橋が続く形となった。

高橋は5位に終わったが、演技から受ける感動の深さでは今夜最高だった。

皆ソチに行かせてあげたいけど特に高橋を行かせてやりたいと思うのは私だけではないと思う。