愛とはひとつのself revelation
無垢に見返りを求めて
愛した人さえも抱けずに彷徨うこの熱が胸を焦がす
extinct
一つ一つ消えてく
陽炎のように揺らめく
あなたの愛に堕ちてゆく
灯した希望とオレの心は今でも・・・
与えられた泉が枯れてもこの歌声を君に届ける
虚ろの夢、いま解き醒ませ
あなたと積もり重なる時間の砂に埋もれる
幾つの夢、傷つけてきた
あなたと失くした熱を取り戻す
抱きしめた未来を愛してた
z.e.a.l...
触れていた
手にしかけた
絶望
今回の音源の曲について書かせてもらうね。
まずはZealから。
この曲もなんだかんだ作ったのはけっこう前かな?
たしかDesireより少し前だった気がする。
なんかアップテンポな曲ばかりだったから、こういうドッシリしたスローな曲も欲しいなって思ってて、、、
オレが大尊敬するあの大先輩たちも非常に多種多様な曲たちを揃えていて聴く者を本当に飽きさせない。
バンドをやっている上でよくハマりがちな壁だけど、似たような曲ばかりになっちゃって観ていても面白くないって思うことが多い気がするんだ。
そういう意味では例の大先輩たちは本当にバリエーション豊かな曲が揃いに揃ってて本当に凄いと思う。
無限の閃きと発想を持ってるなって。
でも同じバンドでバリエーション豊かな曲を揃えるって本当に難しいんだ。
バリエーション豊かっていってもそのバンドが持ってる雰囲気を壊しちゃいけないし、核となるものは変えずにそれぞれ違った味を出していくっていうのは本当に難しい。
ただ、難しいで終わらせちゃいけないと思うしせっかくライブを観に来てくれたり音源を買って聴いてくれたりするみんなを飽きさせないためにも似たような曲は作らないようにしたいっていうのは、曲を生み出す上でけっこう最前線に置いて作ってたりするんだ。
特にRe-layはオレのソロ活動で作曲もオレ一人だからその点はかなり気をつけてるつもり。
そういう意味ではこのZealは今まで音源化してきた曲たちとは一味も二味も違った雰囲気を出せてるかなって思ってるから個人的にはかなり気に入ってる一曲かも。
でもつくづくこういう雰囲気系はライブで表現するのは難しいね・・・
なかなか満足のいくクォリティーでライブ出来たことがないっていう。。。。。
まだまだ、もっともっと・・・精進あるのみ。
肝心の歌詞だけど、これは無気力な時期に陥ってしまった自分を思い出して詞を書いた曲なんだ。
人間、誰しも頑張らなきゃいけない時期があると思うし頑張らなきゃ人生は輝かないと思う。
人それぞれ力量は違うし価値観も違ったりするから何をどこまでやれば頑張ったって言えるものじゃないけど、一つ言えることは自分自身で満足のいく手応えを掴むことができたら頑張ったっていえると思うし人生も輝いてくると思う。
まだまだだって思ったらもっともっと頑張ればいいわけだし。
でも時には・・・ていうかオレはよくあることなんだけど、まだまだもっともっとやらなきゃいけないって想いはあるのになかなか行動に移せないって時があってさ。
特にRe-layを始める前は本当に多かった。
そうなると自己嫌悪に陥ってますます行動に移せなくなって更に自己嫌悪に陥って・・・ていう負のスパイラルにハマっちゃって本当にイヤな気持ちになるよね。
たぶん誰もが経験あるんじゃないかな?
調子いいときはスラスラ曲書けたりするけど上手くいかないときはこの負のスパイラルにハマりやすい。
Re-layを始める前・・・ていうより中学生の時に曲を作りたいと思い始めた時からこの現象はよく起きてて自分の中では音楽をやる上での大きな壁になってた気がする。
こうやって自分てダメだなって思い始めると音楽だけじゃなくてプライベートや他のことまで何もかもがダメに思えてきたりして・・・
そんな自己嫌悪に陥ってた時期もあったよなってことを思い出しながら書いた曲です。
でも結局はこうして今でも音楽を続けてるわけで・・・この胸の中には音楽が好きだっていう熱い想いを秘めてるんだってことも描きつつ、冷めた熱と奥底に秘めてる滾った熱っていう二つの熱(Zeal)を対比させてこの詞は書いてるんだ。
与えられた泉が枯れてもこの歌声を君に届ける
この神から与えられた命が尽き果てようとも、胸に秘めた熱い想いと歌声をみんなに届けたい
そんな気持ちを込めて・・・またそういう状況に早くしたいなって願いを込めてこの詞を書いたんだ。
まだRe-lay始めるかなり前だったからね。
やっぱり発表できる場がないとモチベーションを保つのってかなり難しくてね・・・
まだまだ全然、自分のオリジナルを発表できる目処がたってないときだったから尚更、自分を鼓舞して作曲に打ち込むっていうのが難しくて行動に移せないことが多かった。
そんな自分が本当に嫌だった。
そう思うと今の環境は本当に恵まれてるなって、このZealの歌詞を読み返してる時にふと思ったんだ。
待ってくれてるみんながいる、応援してくれるみんながいる、オレの曲を形にしてくれるメンバーがいる。
このZealを書き上げた時とは比べ物にならないほどの環境の違い・・・
本当にこの時は、いつ自分の曲を世に放てるのか皆目見当つかない状態で、ただただ遠い向こうに薄っすら見える光に向かってひたすら自分を鼓舞して曲を書き溜めてる時だったから・・・
今回のシングルを作るに当たって新曲を一曲完成させるのはスケジュール的にすごい苦しかったりしたけど、みんなのために・・・て思うと不思議と寝ないで作業できたりモチベーションを高く維持できたりして本当にみんなのお陰で完成できたって感じ。
目の前に確かな目標を置けずに自分を鼓舞するのに精一杯だったあの頃とは全く何もかもが違って・・・
環境次第でこんなにも自分は変われるのかって驚くと同時に本当にたくさんのパワーをくれたみんなには心から感謝。
今回のこのシングルはオレ一人の力では成し得なかったって・・・特にこのZealを聴いていると、そう強く思えるんだ。
本当にみんなありがとう。
このZealに込めた想いと魂・・・
ぜひみんなの五感で感じ取ってほしいです。
人は一人じゃ行きてゆけない
そんな想いをまた一つオレの胸に刻み込む一曲になった気がする