邦題に?でしたが、原題もそのまんまなんだね。

泣ける泣けると言われ、
実際に共に観に行った友人も泣いてたが、
こればっかりは一滴も涙が流れなかった。

映画の感じ方は人それぞれだから、いいのだが本当に涙する映画なのか。

オスカーが自ら抱え込む悲しみを思うと痛々しいのだが、
悲しみ全面っていう演出じゃなくて、
変化球的な演出に面白さがあった。

それはやはりキャストの演技。
サンドラ・ブロックは、冒頭は息子に頭を抱え、悲しみに暮れる弱々しさに徹するが、終盤は母親としてのたくましさと優しさをまるで別人のように演じていた。
息子を理解しようとした時系列を省いたのにもかかわらず、その背景がしっかりあったんだなと感じさせてくれた。

そして、マックス・フォン・シドーの演技も素敵だ。ここの演出。
筆談のやりとりや、オスカーとコミュニケーションをとる仕草(YES,NOハンドとか)が、ちょいちょい味がある。一言も喋らず、短い出演時間でアカデミー賞にノミネートもすごい。

みんな悲しみの裏には、他人を理解したいけど、どうしていいかわからない脆さがある。
自己陶酔、自己完結と悪く思われるかもしれないが、それはだれかを守りたいから不器用な選択をしてしまう人間らしさの象徴。

宝探し的な要素も入れ、決して重く作りすぎず、役者の心の動きとサウンドを丁寧に視聴者に任せた点がとても上質な仕上がりにしてるんだと思う。

でも、あんま好きじゃないんだよな。上手く作り過ぎてて、泣けない、ホッとできない、何も生まれないとネガティブに思ってしまう。

これはわたしの意見。

70点


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