映画界の巨匠、マーティン・スコセッシ監督が初の3D作品となるファンタジー映画「ヒューゴの不思議な発明」

うん。ステキだ。
素直な感想です。

終盤に行くに連れ、加速度的に映画愛のステキさと作品のよさが強まっていく。

初めはよくあるファンタジーなのかと思ったが、中盤から家族愛なんかより、物語そのものが描く映画全体への愛が膨らんでいく。
ファンタジーという映画の力を借りて、映画初期への想いを哀愁として見せず、とても可愛らしく敬意を表している。

ファンタジーさは、最後まで完璧!なのに、変なストーリーでもなく、キャラクターも映画に属して愛されるキャラクターばかり。
そして、フィルム映画が完成させた第一人者への敬いを、映画っていいものでしょ?と実映像をパロってるのが、ステキだと言える点だ。

スコセッシ作品は今まで好きじゃなかった。(個人的です)
だけど、もう脱帽しました。
認めざるを得ませんw

まずスコセッシが3Dに挑戦したこと!
映画監督って一度は3D作りたいのかな?わかんないけど、あのスコセッシが3Dファンタジーを作ったということそのものがまずの入り。

そして、ヒューゴを観ると、参りました。
映画の原点回帰と現在の最先端の3Dが合間見えたのだ。
もうこれがステキだよね。

あの時代の人がスクリーンに映る物体が動くという感動と驚きがシーンにある。今は、特殊なメガネをかけて、飛び出す映像に驚く姿がある。
当時の感動を今の感動の方法を駆使して、共感させる。
なんて粋なの!なんて、愛らしいの!

主演の子どもたちも良かったし、とにかく視覚聴覚の繊細さが最高!
近未来的な世界観にどこかレトロな人間の心。
どの時代でも、どの世代でも、見方方法が変わっても、変わらない人間らしさが伝わってくる。

とても良い撮影でした。

繊細そうに見えて、全く謙虚なく、堂々と今も昔も映画って変わらないんだよ。感動は一緒でしょ?と言ってくれてる優しさを感じた。

88点



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「鉄の女」と呼ばれた英国発の女性首相、マーガレット・サッチャーの苦悩を描いた作品。

これを観る前から、ヘレン・ミレンの「クィーン」と比べてしまう。

案の定、比較してしまった。
残念ながら、「クィーン」に軍配。

まぁまず、「クィーン」は文句つけるとこないからなかなか手強いんだけど、
本作品はサッチャーの栄光と苦悩に焦点を当ててるわけだが、90分という時間に凝縮したのは、逆に良くなかった。
回想しながらの描き方はとても歴史作品にしては珍しいから、とても面白かった。だから、この描き方にとっては90分てのは、腹八分目。ごちそうさま。だから、これ以上長いとクドいし、サウンドもうるさい。

けれど、やっぱりせっかくメリル使ってるんだし、重厚な130分くらいにしてもよかったかなと思う。

ただ現在のサッチャーが痛々しく見えてしまう。常に悲壮感が漂いながら見ていたから、サッチャーならではの強さ?の表現が乏しかった。
のめり込むには、展開も早く、現在と過去にギャップがありすぎた。

だから、賞レースでは作品評価がイマイチ上がらなかったのかなと思う。
でもこれは、やはりメリルの映画!

期待を持って観に行ったけど、期待通りのメリルの演技。
年老いたサッチャーの仕草なんて、モノマネ+認知症だもん。
サッチャーの若い頃の役者もいいね。

どうせメリルがオスカー獲るんなら、
クセのある演出にせず、王道な重厚映画にすればよかったのに。

サッチャー、残念。
イマイチ"iron"さが伝わらなかったよ。

69点



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邦題に?でしたが、原題もそのまんまなんだね。

泣ける泣けると言われ、
実際に共に観に行った友人も泣いてたが、
こればっかりは一滴も涙が流れなかった。

映画の感じ方は人それぞれだから、いいのだが本当に涙する映画なのか。

オスカーが自ら抱え込む悲しみを思うと痛々しいのだが、
悲しみ全面っていう演出じゃなくて、
変化球的な演出に面白さがあった。

それはやはりキャストの演技。
サンドラ・ブロックは、冒頭は息子に頭を抱え、悲しみに暮れる弱々しさに徹するが、終盤は母親としてのたくましさと優しさをまるで別人のように演じていた。
息子を理解しようとした時系列を省いたのにもかかわらず、その背景がしっかりあったんだなと感じさせてくれた。

そして、マックス・フォン・シドーの演技も素敵だ。ここの演出。
筆談のやりとりや、オスカーとコミュニケーションをとる仕草(YES,NOハンドとか)が、ちょいちょい味がある。一言も喋らず、短い出演時間でアカデミー賞にノミネートもすごい。

みんな悲しみの裏には、他人を理解したいけど、どうしていいかわからない脆さがある。
自己陶酔、自己完結と悪く思われるかもしれないが、それはだれかを守りたいから不器用な選択をしてしまう人間らしさの象徴。

宝探し的な要素も入れ、決して重く作りすぎず、役者の心の動きとサウンドを丁寧に視聴者に任せた点がとても上質な仕上がりにしてるんだと思う。

でも、あんま好きじゃないんだよな。上手く作り過ぎてて、泣けない、ホッとできない、何も生まれないとネガティブに思ってしまう。

これはわたしの意見。

70点


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