ここ数回のブログは
頭を温めたり
頭皮マッサージをすると
抜け毛や白髪が増える
という内容を
何度もお伝えしています
一般的な育毛情報は ほとんど
頭はマッサージして
”頭に血を集めて温める”方法を
推奨していますが
それが
逆効果である理由を
お伝えしてきました
（その理由は
過去ブログからごらんください）
では反対に考えて
頭に血を集めて
温めたらどうなるのか
考えてみましょう
頭皮を強くもみこんだり
強いマッサージをしたり
ゴシゴシこすって
シャンプーをしたり
３７℃を超える熱いお湯で
すすいだり
ブラッシングをしたり
こういった行為は
頭皮という一部分の
血行を良くします
それが
「頭の血流を良くするんだから
育毛に良いんじゃないか」と
思われているのですが
頭だけの血行を良くしても
髪は育ちません
なぜかというと
全身の臓器を生かすために
血が巡って
それでも血が余っていたら
髪が作られるからです
じっさいに
心臓からスタートした血が
どういうふうに
体を循環しているのか
この図からわかるとおり
心臓からの血は
⇓
動脈をとおって
⇓
体のすみずみまでいき
内臓をつくった後に
髪をつくり
⇓
途中で老廃物をひろって
⇓
静脈をとおり
⇓
心臓に戻っていく
⇓
そして
心臓で新しい血が作られ
⇓
また内臓や髪をつくる
これをくりかえして
グルグルと体中を
血がめぐります
ところが
強い頭皮マッサージや
ブラッシングやシャンプー
熱いお湯で
頭に血を集めてしまうと
そこで血がとどこおり
全身の血流は悪くなります
全身の血流が良い場合
血がつねに回転することで
新しい 栄養が豊富な血が
心臓で作られるので
それが全身にめぐることで
髪が作られるのですが
頭だけに血を集めてしまうと
頭にやってくるのは
栄養が少なく
老廃物の多い
古い血です
古い血では
臓器や髪をつくる
細胞が育ちにくいので
病気になりやすいし
抜け毛や白髪が増えます
なので
髪を育てるには
頭だけでなく
全身の血流を回すこと
全身の血をめぐらせるために
必要なのが
いつもお伝えしている
下半身を温めて
頭の熱を取る
頭寒足熱（ずかんそくねつ）です
下記の”まとめ記事”に
お家で取り入れられる
頭寒足熱でできることを
たくさんお伝えしていますので
ぜひお役立てください
＜目がお疲れの方は音声版をご利用ください＞
