昨年、”やる気のないダースベイダーのテーマ”が秘かなスマッシュヒットとなった『栗コーダー・カルテット』というバンドhttp://www.kuricorder.com/ をご存知だろうか?
その名の通り、なぜか様々なリコーダー(やウクレレ、管楽器)を駆使して、ジャンルや邦楽・洋楽を問わずに、いわゆる名曲の数々をアレンジしたり、オリジナルの楽曲を演奏する、40代のオヤジ4人組だ。
NHK教育の「ピタゴラスィッチ」の音楽全般を手掛けている、と説明すれば、もしかしたらわかる人もいるかも知れない。
その『栗コーダー・カルテット』のライヴを先週、恵比寿リキッドルームで初めて見た。
リコーダーやウクレレといった、情けなく、どこか心細い音を奏でる楽器によるアンサンブルのせいなのか、
あるいは意識したアレンジのせいなのか、「癒し」「LOHAS」などの言葉が似合うサウンドだ。
だが、俗にいう”ヒーリング・ミュージック”とも、ちょっと違う。サウンド的には明らかに異なるカテゴリーなのに、
もっと純粋に『バンド・ミュージック』、しかもROCKを感じさせるバンドなのだ。
ライヴでは残念ながら演奏されなかったが、昨年リリースされた「ウクレレ栗コーダー」というアルバムで、
ディープ・パープルの「ハイウェイスター」やクイーンの「ボヘミアンラプソディ」にチャレンジしているせいで、
そんなイメージを抱くのかも知れない。
ただ曲だけ聴いていた時に感じていたイメージだったが、ライヴを見てその個性と魅力を確信した。
大人が静かに落ち着いて「ノれる」バンド、「笑えるのに癒される」バンドは、この時代には貴重な存在だと思う。
