先祖を祀る意味 | Over60 ココなつ♪ブログ

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〜日々是迷走 let's enjoy シニアライフ〜

 

 

  自分が存在する理由

 

自分がこの世に生まれるには両親の存在が必要だ。

 

両親がこの世に生まれるには祖父母の存在が必要だ。

 

祖父母がこの世に・・・・・と結局、先祖がいない事には自分は存在しない。

 

先祖は大事にしなければいけないと思う理由だ。

 

20代前半に約一年間アメリカに住んでいた。

 

アメリカで車の免許を取り車も買い、車生活をエンジョイしていた。

 

だが、若気の至りというか無謀な運転をしていたと思う。

 

何度か危険な目に遭っている。

 

今思い返しても本当によく無事だったなと恐ろしくなる。

 

当時も、それは感じていた。

 

流石に3度目くらいの体験で深く反省すると共に、誰かが守ってくれていると強く感じた。

 

なんとなくご先祖様が守ってくれているに違いないと感じたので、その時から毎日ご先祖様に感謝をしている。

 

ただ、今のように心の底から自然と湧き上がってくる深い感謝ではなく「ありがとね〜」と言った軽い感じのものだ。

 

子供の頃、我が家には神棚と仏壇があり、お坊さんの月参りは普通だった。

 

仏壇には馴染んでいたので、その延長線上の感謝といったところだ。

 

50歳を過ぎた頃から神道系の本を読み始め、多くの気付きが押し寄せてきた。

 

それまでも度々不思議だな〜と思う体験はあったのだが、それらは全部神様やご先祖様が私を導いてくれていたんだと。

 

神様とご先祖様への日々の感謝は死ぬまで欠かすことはないだろう。

 

  神様やご先祖様には願うのではなく感謝の気持ちを伝える

 

神道系の本の中には、神社は願い事をする所ではなく感謝の気持ちを伝える所だと書いているものもある。

 

最初は「そうなんだ〜」程度の気持ちだったが、今は大きく頷ける。

 

感謝以外はあり得ないとさえ思う。

 

毎日生かされていることに感謝さえしていれば、自ずと願いが叶う方向へ導いてくれる。

 

悩みを抱えている人は、そのことだけにフォーカスしがちだ。

 

だが、そんな時こそ自分の原点に戻ってほしい。

 

自分の命は誰から分け与えられたもので、誰が心臓を動かしてくれているのか。

 

神様(呼び方は宇宙エネルギーでもサムシンググレードでもなんでもいい)以外いないだろう。

 

だが、肉体がなければ人間として存在できない。

 

その肉体を与えてくれるのが、ご先祖様だ。

 

私流の言い方をすれば、四次元ボディは神様、三次元ボディはご先祖様から与えられたものだ。

 

両方なければ人間はこの世に存在しない。

 

人間は死後、三次元ボディがなくなり、四次元ボディだけになるということだ。

 

つまり肉体はなくなるが意識は存在し、人間ではなくなるが人(霊止)として存在するという意味になる。

 

生きている間に人になること、これが成仏してから死ぬということだ。

 

余談だが、私が終活ガイドの肩書きが欲しかったのは〝この世で成仏してからあの世へ行ってね〟ということを心の終活として伝えたかったからだ。

 

死後の世界は、あ・る・よ(笑)

 

死ぬ前にこのことを理解しておかないと、意識があるがゆえ自分はまだ生きていると勘違いをしてこの世を彷徨うことになる。

 

  永六輔さんの言葉

 

葉室頼昭著『大祓 知恵のことば』の〝おわりに〟で、永六輔さんの文章が一部紹介されている。

 

永六輔さんが、文藝春秋の平成十五年十二月臨時増刊号に寄稿された文章だ。

 

その中で私が大きく頷きながら読んだ部分を紹介しようと思う。

 

家庭の中にいろいろな問題が起こり、その相談に来られる人があります。

 

「それは、先祖の祀りが行われていないのが原因ですから、祖先の祀りを常に行うように」

 

といっても、まったく理解してもらえません。

 

「そんなことより、どのように話し合ったらよいですか」

 

などというようなことばかり質問します。

 

家庭というのは、祖先との共生という知恵の土台の上に成り立っているのです。

 

そして「いのち」というのは、祖先から伝わってきているのです。

 

ですから、祖先を敬いお祀りするのでなければ、本当は何も解決しないのです。

 

祖先と共生して、祖先がお悦び下さるならば、自然におのずから問題は解決していくのです。

 

基本的に祖先を敬いお祀りさえしていれば、家庭内に問題は起こらないはずだ。

 

もし先祖の祀りをきちんと行っているにも関わらず問題が次々と起こる場合は、

 

何かしら先祖が蒔いた種が未解決のまま残っている可能性が大だろう。

 

そういう意味でも、家系図を遡って先祖が何をしていた人かを知ることはとても重要だと思う。

 

家庭内の問題といっても様々だが、どんな困難もありのままを素直に受け入れることだ。

 

そうすれば、神様(宇宙エネルギー)が手を差し伸べてくれる。

 

時間を浪費するごとく悩むのではなく〝素直〟に受け入れることが鍵だ。

 

仏教が日本に入って来る前、日本人は当たり前に惟神の道を生きていた。

 

亡くなったご先祖様が神様となってその家を守ってくれると言う考えがあった。

 

神様ほど力はないが、ご先祖様もお祀りをしていれば時には神様のように力を発揮してくれる。

 

葉室頼昭著『大祓 知恵のことば』の〝おわりに〟は素晴らしい文章なので、全文をスタエフ #61で朗読している。

 

よければ、お聴きくだされ〜♪

 

 

 

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