「せせんせーごめんなさいグズん



((((でたぁー碧生の嘘泣きぃー))))



「まだ何もしていないでしょ。はい、あいさつして始めるよ」


「おおしおきお願いします」


碧生はあいさつをしてズボンと下着をお尻の下まで降ろし、雲雀の膝の上に腹這いになった。雲雀のお仕置はこの流れを自分でやらないと、お仕置が始まらない。



パチーンパチーンパチーンパチーンパチーン


そして何も言わずにいきなりお仕置が始まる。


うぅ……


パチーンパチーンパチーンパチーンパチーン


「いいたい


「お仕置なんだから痛いのは当たり前です」


パチーンパチーンパチーンパチーンパチーン


「やもうやめてぇー痛いよ……


「悪い子にはこれだけじゃ足りないでしょ」


パチーンパチーンパチーンパチーンパチーン


「ヤダー……せんせーごめんなさーい……



碧生のお仕置50回が終わった


「ほら、なんて言うの?」


「ごめんなさいグズんもうしませんグズん


「はいよくできましたニッコリ。では仕上げに俺が言うことを復唱しなさい」


「えっ……


前回は、こんなのなかったのにと碧生は驚きを隠せない。


「もう喧嘩はしません」


パチーン


「あっ………………


「ほら言わないと」


パチーン


「うぅ……もう喧嘩はしません」


「はい、もう一度」


パチーン


「ん……もう喧嘩はしません」


「はい、もう一度」


パチーン


「あぁーもう喧嘩はしません」


「よし、おわり。偉い偉い。お尻冷やす?」


「ううん……大丈夫です……


雲雀は笑顔で碧生の頭を撫でる。碧生はすぐに立ち上がりズボンと下着をあげて、お仕置ありがとうございましたと言い雲雀を背にドアへ向かって歩いた。


その時の碧生の顔はというと、完全に泣き止み平然としていた。雲雀には見えないが仲間4人にはわかる。


(((((あいつがあんなんで泣くわけねーだろ))))


(うーんこの前よりは強く叩いたのに、まだまだ耐えられるのか覚えておこうかな)


碧生の表情は雲雀からは見えないのに全てお見通しだった。




ようやく全員のお仕置が終わった。素直にごめんなさいが言えない子が多くて時間がかかったと雲雀はため息を着きながら音楽準備室を後にした。


「あとは転校生だけか……