妄想タイム


前回のストーリー 


【○○さんの地元まで送ってくるから】と、△△たちに告げてる末くんの声がした


【へぇー、今日の末、めっちゃ優しい!!】などと周りに茶化され、ピンク色になっていく末くんの顔を見るのが、私も少し恥ずかしい


車内で二人きりになり


『私を送って戻ったら、ちょっと遅くなっちゃうし、疲れちゃわない?』と心配したら


【まぁ、1時間ぐらいやし大したことないけど、その前にコンビニ寄らせて!】


どうやらトイレに行きたかったらしく、私もついでなので入ることにした


コンビニの外でタバコを吸ってる末くんを横目で確認しながら、私はお菓子や飲み物を買った


ん?あらら?ちょっと目を離した隙に、末くんの周りには女性二人がいて、なにやら喋ってる


ココは彼の地元だから友達の可能性もあるので、少し離れた場所から様子を伺った


私を見つけた末くんは、女性たちに手を振ることなく、その場から離れた


私に向かって手招きをする彼の仕草が可愛かったけど、なにか違和感がある


私に近付くやいなや、突然手を繋いできて


【ごめん、今だけやから】と耳打ちしてくる



車に戻ると【あの人たちにナンパされてて、彼女待ってるからって言ってもしつこくって】


あー、なるほど


【だから無理に手ぇ繋いでゴメンな】


『うん、でもそういうの、今回だけだからね』


私にしては強気に出てみた、彼女のフリを一瞬したことで浮かれそうになった自分を律する意味でもあったのだが…


【そういうとこ、嫌いやないけどな(笑)】


ほら、こうやって



どうにか空気を変えたくて、さっき買ったキャンディやミントを勧めると


【○○さんのお気に入りはどれ?】と聞かれ、私は缶入りのミントを指さした


彼の手の平にミントを出し、私もそのミントを口に入れた


【うん、コレ、エエやん】と、気に入ってくれたことが、単純に嬉しかった



私の地元に着きそうなころ【そういえば、車酔いは?】と聞かれ


『気を遣わせてゴメンね、ほとんど酔わなかった、末くんの運転が上手かったおかげだと思う』と答えると


【じゃあ、ご褒美は?】



続く