妄想タイム
仕事が丁寧な正門くんにマニュアル作成や検証のヘルプをしてもらって正解だった
その流れで勉強会で説明して貰うパートを与えたら、責任感が芽生えたようで日に日にイイ表情になってきた
これが終われば、彼への教育が一旦終わる
勉強会まであとひと踏ん張り、と一人で残業していたら
『ちょっと休憩したらどうですか?』
と甘いものを持ってきてくれたのは末澤くんだった
『最近、正門のこと可愛がりすぎちゃいます?』と、投げかけてきた
勉強会もそろそろ終わるから、来週には末澤くんのグループに戻すよ、と返すと
『ちょっと寂しいって顔してません?』
私は知らん顔してお菓子を口に入れたけど
彼の言葉が体内を攻撃してきて、お菓子の甘さが分からない
【末澤くんの言う通り、私、可愛がりすぎちゃったのかも知れない】
思わずついて出た言葉にビックリしたようで、彼の声はひっくり返っていた
大丈夫よ、本気になったりしないから、勉強会が終わったら私の気持ちもおさまるし
そう伝えながらも、必死に自分に言い聞かせるしかなかった
続く
