豊田礼人の正しく愛される経営術 -10ページ目

豊田礼人の正しく愛される経営術

レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。


■高級車を捨てた

先日インタビューした伊藤建設工業の伊藤社長から聞いたお話。

伊藤社長が解体業を営む父親から会社を継いだ時、
売上計上漏れを税務署に指摘され、
それに追い打ちをかけるようにリーマンショックに襲われたそうです。

会社には瞬く間に6億円の借金ができてしまいました。
そして、
父親は心労で、
息子に会社を譲って間もなく逝ってしまった・・・。

借金とともに残された伊藤社長は途方にくれました。
しかし、立ち止まっていても、何も変わらない。
勇気をもって前に進むしかない。

伊藤社長は仕事が減ったことで出来た時間を使って、
父が残した「無駄なもの」をひとつずつ整理していったそうです。

無駄に広い倉庫、
使っていない駐車場、
売れない在庫、
そして分不相応な高級車・・・。

これらの無駄を捨てていく中で、
伊藤社長は自分を見つめ直し、会社を見つめ直したそうです。

そして、高級車を捨てた伊藤社長を見た社員たちは、
社長の中の「本気」を感じた。

これで会社は、過去に例をみないほど、ひとつにまとまったそうです。


■5期連続増収増益

無駄をそぎ落とし、筋肉質になった会社は、
激減した売上でも利益が残せる体制を築くことに成功。

さらにマーケティングと営業を強化し、
新しい案件も徐々に増えていく。

そして今季まで、5期連続で増収増益を達成したそうです。

社内はひとつにまとまった。

社長は収支をオープンにし、
利益は年4回のボーナスで社員に還元しているそうです。

この3月には社員旅行を復活させ、
社員はもちろんその家族も一緒にディズニーランドに行ったそうです。

途方に暮れた状態から、
ひとつずつ整理しながら、
伊藤社長は前に進み、
見事復活を遂げたわけです。


■目の前のものから、ひとつずつ

やらなくちゃいけないことがたくさんあり過ぎて、
途方に暮れてしまい、半ばパニック状態に陥り、
動けなくなってしまうことって、ありますよね。

そんなとき、
全てのことを一気に片付けようとしても無理な話で、
とにかく目の前にことをひとつずつ片づけていくしかありません。

やらなければいけないことに押しつぶされそうになっても、
ひとつ片付くと、少し楽になります。

その勢いでもう一つ片づける、もっと楽になります。
そして次のひとつ、と動いていると落ち着き始め、
パニック状態だった心も静まり、
やれそうな気持ちも芽生えてきます。

目の前のやるべきことを全力でやり、
無駄なものは捨てる。

当たり前ですが、
窮地から抜け出すためには、
これを愚直に続けるほかにないのだ、と思います。


■自分レベルの視点で

自分レベルではいかがでしょうか?

例えば、部屋の整理整頓の話。

部屋が散らかっている場合、
その人の頭の中も散らかっている、といいます。

散らかった部屋をひとつずつ片づけていくと、
散らかっていた頭の中も整っていくそうです。

これは、お掃除会社、アクションパワーの大津たまみ社長の言葉です。

目の前のモノ、目の前のコトを
ひとつずつ片づけていくと、不思議と頭の中も片付いていく。
そしてスッキリして、落ち着いてくる。

やらなければいけないことで押しつぶされそうなとき、
とにかく、目の前の事に集中する。
無駄なものは思い切って捨てる。

そうすると、大事なものが見えてくる。

僕も、最近散らかり気味な机の周りを片づけてみます。
そして大事なことに集中したいと思います。

ぜひ、あなたも。

応援しています。


※この記事は私豊田あやとのメルマガ「愛される会社の法則」から転載しています。
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■B to Bのブランディング

B to Bをやっている企業から、
ブランディングをどのように行えばよいのか分からない、
というお問合せをよく頂きます。

ブランディングとは、
お客様の心の中に、
自社の商品の良さや自社自体の良さを伝え、
指名買いしてもらえる状況を作り出すことです。

しかしB to Bにおいては、
いくらカッコイイロゴマークをつくってみたり、
何か面白そうな会社だね、
と思ってもらうことに成功したとしても、
やはり価格が他社より安くなければ、
買ってもらうことは難しい。

こういう中でどうすればいいのか?
というのが多くのB to B企業の悩みだと思います。


■プロ情報のコンテンツ化

正直、
小さな会社においてもブランド戦略は大事ですよ、
と言ってみたところで、
B to Bにおいてはなかなか難しい。

しかし方法が無いわけではありません。

例えば、
どんな小さな会社であっても、
その自らが属する分野においては専門家であるはずです。

専門家としての「プロ情報」をコンテンツとしてまとめ、
HPやブログ、SNSなどで定期継続的に発信していきます。

このコンテンツを充実させ、
顧客にとって役立てる存在だということをアピールするのです。

これによって、
「○○といえば△△社だよね」という認識を
顧客の頭の中に植え付けることで、
ブランディングしていくことができます。


■何か、おもしろい

B to Bでブランディングする方法において、
もう一つの方向性は、
経営者自身をブランディングしていくというやり方です。

経営者自身のこれまでのストーリーをまとめ、
どんな思いでこの仕事をやっているのか?
どんなことを顧客に提供したいのか?
これからどこに向かうのか?
などについて、発信するのです。

これを継続することで、
経営者に対して共感を覚えてもらい、
顧客からの指名買いに結び付けることができます。

ここでも価格が見合わなければ成約はできませんが、
新たな顧客を引き寄せる役割は十分に果たしてくれると思います。


■自分レベルの視点で

自分レベルではいかがでしょうか?

僕は、
自分という資源以外に特に強みを持ち合わせていないまま
起業しました。

ですから仕事を取るためには、
自らをブランディングしていき、
顧客を引き寄せる必要がありました。

そこで、
自分の過去をすべてさらけ出したストーリーを書下ろし、
HPとメルマガで発信しました。

そうしたら見事にこの戦略がはまり、
たくさんの顧客を獲得することができました。

それとプロ情報。
僕はマーケティングが専門分野ですので、
マーケティング情報をWEB上で発信し続けました。
このメルマガもその一環です。

このプロ情報の発信によっても、
顧客を引き寄せ、獲得することができました。

自分自身のストーリーとプロ情報の発信。

B to Bのブランディングでは、
まずこれを実施して欲しいと思います。

応援しています。

※この記事は私豊田あやとのメルマガ「愛される会社の法則」から転載しています。
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最近、問い合わせやコンサルティングの依頼が増えていて

昨日は、2人の新しい経営者に会いました。

1人の経営者は、会社の業績が極めて厳しい。
昔ながらの業種で、過去は良かったのだけれども、
環境が変化し、それについていけていない。

経営者の性格が明るいのが救いなのだけれど、
この厳しい状況を自ら積極的に打開していこうという意思は感じられませんでした。
昔のように環境が良くなることを漠然と信じている・・。

もう1人の経営者は、やる気まんまん。
もうこちらが圧倒されるくらい。

高い目標を掲げていて、それを達成するための方法を一緒に考えて欲しい、と言います。

2人とも年齢は同じくらい。いや、むしろ後者のやる気まんまん経営者の方が年長かな?

年齢は関係ない。

事業が伸びるかどうかの重要な要素の一つは、
「伸ばそう」という意思を持つ経営者がいるかどうか、です。

そういう経営者とともに業績を伸ばし、自分も伸びたい、
と思います。

それが、日本を伸ばすのだ。(絶対に)

話は飛びますが、
日本の生産性が低いのは、
伸ばす意思を持っている経営者が少ないからかもしれません。

だから、会社内に無駄がたくさんあるのにそれが放置され、
無駄なことをやるために労働時間だけ長くなり、
結局、儲からないことになっている。

だから、給料低いのに拘束時間だけ長い。
こんな給料で、家庭を持てるか、と。
こんな長時間労働で、子育てできるか、となる。

で、出生率が下がり、少子化が加速する。
で、日本人全員が暗い気持ちになる・・。

経営者よ、伸ばす意思を持とう。

絶対に方法はありますから。

その意思が、日本を救うのだ。(絶対に)