高級車よりも大事なもの | 豊田礼人の正しく愛される経営術

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レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。


■高級車を捨てた

先日インタビューした伊藤建設工業の伊藤社長から聞いたお話。

伊藤社長が解体業を営む父親から会社を継いだ時、
売上計上漏れを税務署に指摘され、
それに追い打ちをかけるようにリーマンショックに襲われたそうです。

会社には瞬く間に6億円の借金ができてしまいました。
そして、
父親は心労で、
息子に会社を譲って間もなく逝ってしまった・・・。

借金とともに残された伊藤社長は途方にくれました。
しかし、立ち止まっていても、何も変わらない。
勇気をもって前に進むしかない。

伊藤社長は仕事が減ったことで出来た時間を使って、
父が残した「無駄なもの」をひとつずつ整理していったそうです。

無駄に広い倉庫、
使っていない駐車場、
売れない在庫、
そして分不相応な高級車・・・。

これらの無駄を捨てていく中で、
伊藤社長は自分を見つめ直し、会社を見つめ直したそうです。

そして、高級車を捨てた伊藤社長を見た社員たちは、
社長の中の「本気」を感じた。

これで会社は、過去に例をみないほど、ひとつにまとまったそうです。


■5期連続増収増益

無駄をそぎ落とし、筋肉質になった会社は、
激減した売上でも利益が残せる体制を築くことに成功。

さらにマーケティングと営業を強化し、
新しい案件も徐々に増えていく。

そして今季まで、5期連続で増収増益を達成したそうです。

社内はひとつにまとまった。

社長は収支をオープンにし、
利益は年4回のボーナスで社員に還元しているそうです。

この3月には社員旅行を復活させ、
社員はもちろんその家族も一緒にディズニーランドに行ったそうです。

途方に暮れた状態から、
ひとつずつ整理しながら、
伊藤社長は前に進み、
見事復活を遂げたわけです。


■目の前のものから、ひとつずつ

やらなくちゃいけないことがたくさんあり過ぎて、
途方に暮れてしまい、半ばパニック状態に陥り、
動けなくなってしまうことって、ありますよね。

そんなとき、
全てのことを一気に片付けようとしても無理な話で、
とにかく目の前にことをひとつずつ片づけていくしかありません。

やらなければいけないことに押しつぶされそうになっても、
ひとつ片付くと、少し楽になります。

その勢いでもう一つ片づける、もっと楽になります。
そして次のひとつ、と動いていると落ち着き始め、
パニック状態だった心も静まり、
やれそうな気持ちも芽生えてきます。

目の前のやるべきことを全力でやり、
無駄なものは捨てる。

当たり前ですが、
窮地から抜け出すためには、
これを愚直に続けるほかにないのだ、と思います。


■自分レベルの視点で

自分レベルではいかがでしょうか?

例えば、部屋の整理整頓の話。

部屋が散らかっている場合、
その人の頭の中も散らかっている、といいます。

散らかった部屋をひとつずつ片づけていくと、
散らかっていた頭の中も整っていくそうです。

これは、お掃除会社、アクションパワーの大津たまみ社長の言葉です。

目の前のモノ、目の前のコトを
ひとつずつ片づけていくと、不思議と頭の中も片付いていく。
そしてスッキリして、落ち着いてくる。

やらなければいけないことで押しつぶされそうなとき、
とにかく、目の前の事に集中する。
無駄なものは思い切って捨てる。

そうすると、大事なものが見えてくる。

僕も、最近散らかり気味な机の周りを片づけてみます。
そして大事なことに集中したいと思います。

ぜひ、あなたも。

応援しています。


※この記事は私豊田あやとのメルマガ「愛される会社の法則」から転載しています。
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