ふさわしい人になる | 豊田礼人の正しく愛される経営術

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レイマック代表で愛される会社経営コンサルタント(中小企業診断士)の豊田礼人(とよたあやと)のブログ。


■ニトリの成功の8割は運

以前、ニトリの似鳥社長の半生が、
日本経済新聞の「私の履歴書」で紹介されていました。

その波乱万丈の物語は読むものを惹きつけ、
僕も毎朝楽しみで、欠かさず読んでいました。

ニトリは、
家具量販店として国内での存在感は言うまでもなく、
現在は海外での出店に関しても積極化しています。

その成功は誰の目にも明らかですが、
似鳥社長は「今日の成功の8割は運だ」と言っています。

謙遜だとは思いますが、
言いたいところとしては、
「周囲の協力があってこその私」というメッセージなのだと思います。


■総理大臣になってもらいたい人になる

周りの協力なしに成功なんてありえないのだから、
自分自身がまず協力が得られる存在になることが重要だ、
というのが「8割が運」の背後にあるメッセージだと思います。

さて、
将来の総理大臣候補とも言われる小泉進次郎氏の話。

政治家なので好き嫌いはあると思いますが、
最近、彼の評価がジワジワと上がっているようです。
とにかく「マナーが完璧だ」ということで、
ある雑誌で特集が組まれていました。

福島の復興支援のため、
月に一度は現地に入り、
地元の人の声を聞き、対策を考えているそうです。
(これに関しても人気取りのためのポーズだ、
という意見もあるかもしれませんが)

その小泉氏がインタビュアーに、
「総理大臣になりたいですか?」
と聞かれて、

「総理大臣になってもらいたいと思われる人になりたい」

と返したそうです。

総理大臣になれるかどうかは、自分ひとりでは決められない。
周りの協力や、それこそ運も必要でしょう。

しかし、
総理大臣になってもらいたいと思われる人になるために、
日々努力することはできる。

周りの協力が得られるように、また周りから認められるように、
自分ができることを粛々と行う。

そんな真摯な姿勢が透けて見えるのが、
人気の秘密なのかもしれません。


■ふさわしい人になる

スポーツの世界でも、
同じメッセージを発信している人がいます。

柔道の山下泰裕氏はこう言います。

「優勝することを目標にするのではなく、
優勝するのにふさわしいチームになることを目標にすべきだ」
と。

優勝できるかどうかは、
対戦相手の実力や調子、さらには運にも左右されます。
自分たちですべてをコントロールすることはできない。

しかし、自分たちができることに集中し、
誰からも「ふさわしい」と認められるように努力することは、
できますよね、と。

自分たちがコントロールできることに集中せよ、
そうすれば、運もついてくるだろう、と。
そういうことだと思います。


■自分レベルの視点で

自分レベルではどうでしょうか?

僕たちは、
自分でコントロールできないことを目標にし、
その成否に一喜一憂していないだろうか?

たとえば、今年は○億円の売上げを達成する!という目標を
立てがちですが、
売れるかどうかは、相手があることなので、
完全にコントロールすることはできない。

小泉氏や山下氏風に言うと、

「○億円の売上げを達成するのにふさわしい会社になる」
ということでしょうか。

その会社とはどんな会社か?
また、それにふさわしい経営者とはどんな経営者か?

商品・サービスが良いのは当たり前。
それに加えて、顧客を喜ばせ、感動させられているか?
顧客のために、社会のために、
何か、もっと、できることはないか?
議論して、実行すべきことはないか?

自分ができることに集中し、
「ふさわしい」会社になる。

「ふさわしい」人間になる。

それを目指すことが重要なのだ、と。

僕もがんばります。

ぜひ、あなたも。

応援しています。


※この記事は私豊田あやとのメルマガ「愛される会社の法則」から転載しています。
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