久々の一目ぼれ!! Macro Gauss Tachar 40mm F2 /マクロガウスタッカー | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

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カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

ASTRO Berlin Macro Gauss Tachar 40mm F2というレンズを知人から借りて使ってみた。


Arriflex スタンダードマウントだが巨大な鏡胴だ!!



ヘリコイドが一回転半して17cmまで寄ることが出来る。

ASTRO Berlinはその名のとおり天体望遠鏡の製造から光学レンズの製造に参入したブランドだ。

超望遠のFernbildlinse( ファーンビルトリンゼ)シリーズは第二次大戦中大いに活躍し、望遠レンズのブランドというイメージが強い。

ムービーレンズやテレビレンズの生産も多くスピーディックタイプのPan-Tachar/パンタッカー、ガウスタイプのGauss-TacharやTV-Tacharなどが有名である。

このレンズはGauss-Tacharのマクロ版でかなりレアだ。











一目見て繊細な線とシャープな写りの虜になった。

一目惚れというやつである。

繊細な線と解像力。そしてどこまでもきれいなボケ。マクロスイターをはじめて使った時の衝撃を思い出した。マクロスイターのとろけるボケとは少し違うが同じ次元の写りだと思う。ドイツレンズとしては珍しい線の細い写りはとても魅力的だ。

そして驚くべきは

近距離も

高解像力

遠距離も

高解像力

なんと全域で高解像力なのだ。
ヘリコイドのトルクが途中で変化するのでフローティングシステムが入っているのかも知れない。ZDFという表記に秘密があると思われる。
遠距離でフルサイズだとややけられるのがたまにきずであるが、APS-Cであれば問題なく使える。

Arriflex STDマウントなのでおそらく1960年代のレンズだと思うが、当時としては最先端のレンズであったと思う。

完全にこのレンズの虜になってしまった。
僕のレンズラインナップに是非加えたいレンズである。