相模原のシネヴィス さんにお伺いしました。
中に入ると映画用カメラがズラリ!!
Arriflex,Bolex,Bell&Howell,ECLAIR(エクレール)、KODAK、AURICON(オーりコン),BEAULIEU(ボリュー)、PATHE(パテー)etc
正直まだまだありますが・・とにかく凄い!!友人にすごいと聞いていたのですが、予想よりはるかに凄いです。博物館レベルではないでしょうか。
そして一番驚いたのが、AK-16(アーカ16)またの名をペンタフレックス。Zeiss IKON製の16mmムービーカメラである。東側諸国で使われていたムービーカメラで、あまりお目にかかることはない。
実際僕も初めて実物を見ました。
オーナーさんのご好意で撮影とブログ掲載の許可をいただきました。
三本ターレットを持ったカメラで、マガジンは100ftと200ft,シャッター開角は180°まで無段階調整可能。
モーターは横にも縦にも取り付けられるようです。ゼンマイモーターもあります。
そしてこのカメラで一番気になるのが、そのレンズです。
Biotar25mm F1.4
Biotar50mm F1.4
の3本がついています。135mmもあるようです。
レンズの明るさ流石です。
もともとBiotarはウイリー・メルテにより1927年に発明された。当時はF1.4という明るさであった。
映画撮影機ように発明されたBiotarは眼レフ用のBiotar58mmF2に生まれ変わる。エキザクタやM
42マウントとして発売されたこのレンズは、その後ソビエト領内でコピーされHelios 44となりHelios44は現在も生産されている。
今回のAKのレンズはオリジナルの設計と同じF1.4の明るさのレンズである。
おそらくいろいろな設計変更はされているであろうが、正当後継のBiotarであると思われる。
Flektogon12.5mm F2.8
Biotar25mm F1.4
Biotar50mm F1.4
いずれのレンズも鏡銅はエキザクタマウントのBiotar(シルバー/アルミ)に似ています。ただ絞りリングはゼブラレンズのものと似ています。レンズ本体はもともとシルバーであとからブラック塗装されています。
デジカメで試写したいのですが、このレンズはオリジナルマウントのため変換できません。
写りが気になります。
ちなみにAK-16は1本のレンズの絞りを変えると連動して、残り2本のレンズの絞りも変わるという、とても凝ったマウントになってます。そのためArriflexなどより複雑なレンズ脱着になってます。
100ftフィルムマガジンをつけてみました。200ftの方が大きさ的にしっくりきます。
マガジンにペンタコンの象徴エルネマン塔のロゴが入っています。後期のこのカメラはペンタフレックスと呼ばれているそうです。
絞りリングのみ塗り残してあります。
このレンズの塗装からも実用されていた様子が伺える。ヨーロッパの業者から購入したというお話だったので、東欧の放送局等で使われていたのかもしれない。
何しろ資料が少ない謎の多いカメラである。
出典:写真レンズの歴史 ルドルフ・キングスレーク著 朝日ソノラマ
カール・ツアイス 創業・分断・統合の歴史 小林孝久著 朝日新聞社
写真工業 1957年 9月号 写真工業出版社(光画荘)
TakahiroNakano Cinematographer
SpecialThanks:CINEVIS 8&16




