SummitarとSerenarとCine XenonそしてFD55mmF1.2 | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

花見がてらにレンズ試写してきました。

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Schneider Arriflex Cine-Xenon 25mm F1.4 F2
シネクセノンらしい中心解像力と周辺ぐるボケです。
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Schneider Arriflex Cine-Xenon 25mm F1.4 F5.6
F5.6まで絞れば平面性を取り戻します。さすがに中心解像度高いです。

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Summitar50mmF2開放値
ズミタールは弱樽収差です。開放がF2のため開放からも安定した写り。独特なボケがLマウントのライカらしい。
発色のよさもあいまって写真として見応えのある写りになっている。
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Summitar 50mm F2 F5.6
若干絞り込むことにより解像度が向上。Lマウントライカレンズの多くはレンジファインダーと言うこともあり最短撮影距離が1mから、最小絞りがF2とレンズ的にはあまり攻めていないものが多いが安定感は抜群である。同世代のその他のレンズに比べて評価が高いのもこの安定感ゆえであろう。あと撮影距離の割にはしっかりとボケる。
中心解像度の高さとボケの深さはさすがである。あと鏡胴の作りのよさと贅沢なガラスの使い方はさすが高級カメラメーカーである。
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CANON (SERENAR)50mm F1.8
キャノンレンズ史に残る傑作レンズ。コマ収差の補正に成功しハレーションを抑えることに成功したらしい。(キャノンミュージアムより)SERENARはキャノンが作った初めての自社製レンズ郡。これ以前はニコンからレンズの供給を受けていた。このレンズは初代F-1を設計した伊藤宏さんの設計したレンズとしても有名です。開放値が明るい分Summitarより開放での解像度は劣るが写真としてのバランスはかなりのものです。発色などはSummitarよりよいと思います。

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CANON(SERENAR)50mm F5.6
絞ると中心解像度が上がり立体感が出る。それでもSummitarには劣るが、写りとしては十分きれいである。
発色はSummitarよりよいので総合的にはSummitarといい勝負といったところである。

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FD55mmF1.2S.S.C. F2

F1.2のレンズの被写界深度の浅さは格別です。
この日は風が強かったのでぶれてますが、よい写りです。
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F5.6

F5.6まで絞るとこんな感じ。やはり風のせいでピント位置がずれているけど、ピント位置の解像力はすばらしいです。後のボケも程よい感じです。

古いレンズたちですがミラーレスのおかげでいまだ現役です。