収差の進め | シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

シネレンズとオールドレンズで遊ぶ!

カメラマンヨッピーのブログ。シネレンズやオールドレンズなどのマニュアルフォーカスレンズをミラーレスカメラに装着して遊び、試写を載せていきます。カメラ界でまことしやかに語られているうわさも再考察していきます。

昨日に引き続き邪道カメラ入門です。
今日は収差の進め。
収差とは、色収差や球面収差、非点収差などがあるが、要は球面から取り入れた光を平面に焼き付ける際に起こる矛盾(球面収差)やガラスを通るたびに光がにじむ現象(色収差、分散、プリズムの原理)や縦方向と横方向の描写の違い(非点収差)などである。細かいことはさておきこんな感じ。

路上カメラマン日々是勉強中
Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4
マウント変換アダプターの遊びを利用して繰り出して撮影。
マクロ効果を得られるが周辺に強烈な収差を生む。
本来円形に写るはずの泡が楕円形になっているのがわかる。
路上カメラマン日々是勉強中
こちらも繰り出しマクロ。後ろの楕円形の写りこみとグルットした収差が面白い。
路上カメラマン日々是勉強中
何もしないで絞り込むとこんなに優秀な写り。

この写りの幅にぐっと来てしまうんです。
現代の収差が補正されてしまった優秀なレンズではこんな遊び方できません。
レンズの創世記から発展途上期の1800年代後半から1950年代あたりまでのレンズでは収差は当たり前なのです。手計算で設計され、手磨きで作られたレンズには限界があります。克服できてない問題も山ほどあります。だから、何を良しとし、何を悪とするかは設計者の判断に任されていたのです。だからこの時代のレンズには設計者の名前が入ったものも見られます。何よりレンズ1本1本に名前が付いていたのも愛着あってこそでしょう。もちろん今のレンズ設計者に愛着がないといっているわけではありません。でも最近の型番みたいなレンズ名に味気なさを感じてしまいます。脱線してしまいましたが、要は純正やレンズメーカーのレンズに飽きてしまった方。新しい世界は過去にあるんです。一緒に収差で遊び、過去のレンズ設計者が作り上げた世界を堪能してみませんか?