人間が自然や動物たちに繰り返してきた蛮行
365日の涙 (世界の動物たちの現状)
もし私たちに、尻尾があったなら
もし彼らに、知性があったなら
この世界の人間と動物の相対関係はどうなっていたのか。
この世界に生命が誕生して一億年
何万世代の命と種の継承を繰り返し、知性を獲得した人間という種だけがこの世界に君臨した。
発展と暮らしという大義名文のために知性の劣る動物という生命を無慈悲に残虐に
利用しつくして来たことを歴史は語る。
私たちに勝る彼らの、愛や純粋さは人間の冷酷な知性に勝てなかったこの人間を君臨させることに神は過ちを犯したのだろうか、それとも愛と欲望の優越の賭けをしたのだろうか。
もし私たちに本当に愛があるのなら
もし彼らが生きる権利を自ら主張できたなら
この世界の人間と動物はみんなが幸せでいられたはずだ。
飼い主に突然捨てられ、保健所に連れられる犬猫たち
裏切られた悲しみ一人ぼっちの寂しさ
そんなものより遥かに恐ろしい殺処分という現実が彼らを容赦なく襲う。
太陽を見たことがない
地面を歩いたことがない
自由を持ったことがない
悪徳ブリーダーの繁殖犬たちの瞳は輝きもなく無表情だ・・
先日レスキューされた100匹のうち七匹が発狂していたという・・
発狂する理由はただ一つ
耐えられなかったからだ・・
いきなり首元を切られ、頭をこん棒で叩かれ、生きたまま焼かれてしまう動物… この二行の蛮行に究極の痛みと残虐がある
焼き網の上で最後の力を振り絞って起き上がろうとした犬
逃げようとした彼のその理由はただ一つ
死にたくなかったから・・
世の中で一番 恐ろしいこと、そして残酷なこと
それは 実験という名目で自分の体を切り刻まれ殺されることではないだろうか。
命の尊厳も命の権利もここには存在を許さない 地獄絵図がある。
その絵図をややもすると ほくそ笑みながら描いているのは
まぎれもなく、人間だ・・
私たちの目に止まらないところで
沢山のたくさんの動物たちが悲鳴をあげ その尊い命を消されている。
人間が主人公でもいい
動物たちが配役でいい
主人公があって配役があり 配役があって主人公があるという大事な構図を人間社会は忘れがちだ。
忘れてはいけないものが 必ずある
失ってはいけないことが 必ずある
365日の彼らの涙の中に・・。
2000の野犬たちを救え!プロジェク