時々、訳もなく、静かで暗い闇の中に漂っていたい気分になる時がある。

濃紺の水面に月の光が反射して、漂っている私の罪を照らしているような…。


誰も知らなくていい。

月明かりだけが私の罪を暴いて、その時、初めて、私は楽になれる。

許されなくてい。

知っていてくれれば、それでいい。

罪が許されたのなら、 きっと私は、もう二度と同じ罪を犯すことはしないだろう。

しかし、許されてしまえば、心の中の大事な何かが抜け落ちて、私が私でなくなってしまうような、そんな気がするのだ。


溺れるのも、沈むのも、もがくのも、苦しいこと全て忘れて楽になりたい。

全てを深海に置き去りにして、身軽になって、青白い光を頼りに上へ上へと浮かんでいく。


淡い光が私を包んで、ほんの少しだけ昔の純粋さを取り戻せた気がした。



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