(うーむ…もう朝か…)
…いや、昼だよ!!??
時計を見ると、もう12時前。
(…またやってしまった…
)
朝ご飯を食べる時間ではないので、お昼ご飯を食べながら考える。
(普通の人から見たら、学校休んでお昼ご飯むしゃむしゃ食べてるこんな私って、相当な怠け者に見えるんだろうなぁー………もぐもぐ……
)
他人から怠け者に見える私は、決して学校が嫌だからサボってやろうという不良ではない。
そう、私は、
起立性調節障害という病気なのだ。
起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種で、特に思春期の子供に多いとされる病気である。
症状は、
・朝起きられない
・めまい
・立ちくらみ など。
私の場合は、午前中は体調が悪く、午後からは何事もなかったかのように元気になる。
(だから、余計に怠け者みたいに見えるんだよなぁー………もぐもぐ………
)
毎朝、いや、毎昼目覚める度に思う。
私は、いったい誰に謝れば、どうすれば許してもらえるのだろう?
毎朝仕事で忙しい母に、何度も何度も叩いて起こしてもらっていることが、申し訳なくてしょうがない。
「今日も起きられなくて、ごめんなさい…ママ……
。」
「何で謝るの?とうふちゃんが悪いわけじゃないんだから、大丈夫だよ
」
(あなたは女神か……
)
こんな理解のある母がいるから、私は、毎日遅刻しながらでも、普通の公立の高校に通えたんだと思う。
毎日本当に辛かった。
通学中の電車には、おじいちゃんやおばあちゃんばっかり乗っていて、私のことを物珍しそうにじろじろ見てくる。
(こんな時間に高校生が電車に乗ってきたよ…。最近の高校生は、まったく…。朝からちゃんと学校に行けないものかねぇ?)
とか、思われてそうで、辛かった。
学校に着いても、授業中の教室に1人で入るのは精神的に辛かった。
慎重にドアを開けて、「こんにちは!遅れてすいません!」と言うと、またもや、じろじろ攻撃…。
何か悪いことをしたから、天罰が下ったんだ。最初は、そう思っていた。
でも…
天罰にしてはキツすぎでしょ!?

この病気は、幸い、成人していくにつれて、治る確率が高いらしい。薬でちょっとは楽になったりはするが、完全に治ったりはなかなかしない。
だから、「直してくれ!」とは言わないけど、皆さんにお願いしたいことがある。
私の母のように、
起立性調節障害という病気を知って、理解して欲しい!!
それに限る。
周りにいる人で、休み気味な子、または、毎日遅刻して来る子などいないだろうか?
そんな子たちは、もしかすると、怠け者ではなくて、病気なのかもしれない。
そういう可能性も忘れないで欲しい。
そして、「自分は、起立性調節障害、朝起きられない病気なんです!」と、いった人に対して、
そんな病気あるわけないだろう、どうせ怠けている言い訳でしかない。
と、思わないで欲しい!本当に病気なのだ。怠けているわけでもないし、普通の生活が送りたいと思っている。
誰に謝れば、いいかわからないので、今昼は、言ってきた。
「モーニング氏、一緒に過ごせなくて、ごめんね!
」