近年のスマホ/タブレットの普及に伴い、PCを使えない若者が増えているらしい。


例えば、大学のレポートや卒論までもスマホで書いちゃうのだとか。


学校にIT教育が導入され始めたのも、こんな状況を危惧した経済界からの声を受けての話らしい。

 

小生の周りを見渡しても、blog黎明期にノートPCを買う人が増えたものの、今となってはその殆どがスマホに移行していまい、PC人口は確かに減ってきたように思う。

 

では、この先どんどん減って困るのでは?という危惧が出てくるのだが、ホントにそうだろうか?

 

もちろんIT系技術者など、PCが使えないと困る領域については、引き続きPCに精通した若者が安定して育ってくれる必要がある。

 

その一方で、本来ならばPCが不要な職種にまで、PCスキルを要求する必要が本当にあるのだろうか?


小生は「必要ない」と思っている。

 

その最大の理由が業務の効率だ。

 

PCの方がスマホより画面もデカいし、キーボードも付いてるので、一見すると効率的に仕事ができるように思う。


しかし、実際には逆だったりする。


スマホの方が複雑なことが出来ない分、アプリの作りがシンプルかつ洗練されていて、PCなんかよりよほど効率的なのである。


もう少し正確に言うと、PCよりスマホの方が操作性が悪いので、それをカバーするためにアプリやシステムがPC版よりしっかり作り込まれている。その結果、労働者からすれば、PCよりスマホの方がよほど効率的に業務を進めることができるのだ。


すなわち、経済界が若者にPCスキルを要求する本当の理由は、

「業務システムがヘボ過ぎてスマホ環境へ移行できない」

からなのだ。


だから、経済界がさっさとヘボいシステムを改修して全てスマホ対応にしてしまえば、業務の大半はPCスキルなんか必要ないのである。


という訳で、経済界は若者に文句言ってる暇があったら仕事しろ、という話なのであった。


…他人事のように言ってる私にもブーメランが刺さっているような気がする…。