政府が打ち出した、子供3人世帯は大学が無償になる件について、上から目線で感想を。


子供2人の若夫婦に対して、今回の無償化案は3人目を考えさせるインセンティブになりそうには見える。


しかし、本施策は将来的に大きな禍根を残すため、その点をキチンと考えてから施行して頂きたいと思う。


何が問題か?


それは、大学生の約半数が、奨学金を活用している点である。


誤解を恐れずに言うと、学生が奨学金を貰っているケースでは、親の学費負担は現時点で既に限定的なのだ。


無償化が施行されると、その学生が奨学金から解放されるされることになる。


つまり親を支援しているように見えて、半数の世帯では支援は子供に行くことになる。


その結果どうなるか?


大学を出た若者が、奨学金という名の借金を背負うのか、それとも免除されるのかは、自身の姉妹兄弟の数で決定されてしまう、という不合理に直面することになる。


つまり、親に選択を促している政策でありながら、その選択結果はその子供に大きな影響を与える訳だ。


これは、子供目線から見るとかなり不公平感の強い施策となる。


自分の学費は借金として返済しながら、知らないヤツの学費も税金として負担することになるからだ。


まぁ、子供に借金を背負わせたくないなら3人以上産め、と親に迫るコンセプトなのであれば、確かに正しい施策ではあるのだが。


本来論からいくと、大学は、自分の将来に大きなリターンが期待できるからこそ、借金してでも行くのである。


逆に言えば、リターンが見込めないような大学進学に借金などすべきでは無い。


今回はこの経済原理を無視する政策となり、後者のケースにも税金が投入されて維持されていくことになる。


という訳で、この施策が施行された暁には、大学法人に投資することをオススメしたい。知らんけど。