マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー -29ページ目
渋谷駅でバッタリと小.中学校の同級生の大川に出会った、「麻雀やらない?」と誘われその日の授業は出席を取らないのでバックレて、そのまま大川の通う早稲田大学に向かった、
大川「レイスリー、頼みが有るんだ、僕の友達の中村というやつの代返してくれないかな、バイトやってて遅れてくるんだよ、頼む」


ワタクシ「別にいいよ」
成り行きで早稲田大学の授業に出てその学校の学生に成り済ましたがワタクシの通っているポン大の授業よりも真面目に聞き入ってしまうのだから不思議なものだ、授業が終わると入り口から漫画‘おそ松君,に出てくる歯が飛び出し髪型までイヤミに似た男がこちらにやって来た、
中村「大川~、ゴメンゴメン」


大川「おー、大丈夫、彼が代弁してくれたから、小中学校の同級生のレイスリーだよ」


中村「本当に~、レイスリー君ありがとう、助かったザンス」


ワタクシ「あれ、やっぱり君イヤミなの?」


中村「子供の頃からイヤミに似てると言われてウケルと思って真似してたら、すっかりザンスが口癖になったザンス」
世の中はやはり広い、おそ松君世代のワタクシたちだが語尾にザンスをつけるとは、「いい歳して馬鹿じゃないの」と思うのだが、これが妙に似合っている事、逆にユニークでざっくばらんな人間に感じてしまうから不思議なものだ。


ワタクシ「今日麻雀やるのはイヤミ君と後誰なの?」


中村「い、いやイヤミじゃなくて中村ザンス~」
そこにもう1人ハーフのような顔たちの男が近づいてきた、この男こそワタクシの将来の恋敵になる杉田という男だった、ハンサムで知的で見るからに女性に優しい、持つものと持たざるものとの差をこの先見せつけられていく事になる。


面子(麻雀をやるメンバー)が集まったところで早速雀荘に向かい卓を囲んだが半チャンもすれば相手の技量は自ずと知れてくる「この3人はカモだ」とワタクシは感じた、早稲田大学に通い勉強は出来るのだろうが、ワタクシが唯一この連中に勝るものが麻雀だった、人間にはそれぞれ得手不得手がある、麻雀はゲームだが手作り、集中力、また勝負運を掴む直感はワタクシはこの3人を明らかに上回った、「どんなに頭がいい人間でも自分にも劣らないものがある」勉強が出来ず頭の悪さに学歴と言うものに劣等感を持っていたワタクシだが、それが麻雀というゲームによって徐々に払拭されていった、実際に社会に出て仕事をしていく中で最終的には学歴など全く何の意味もない事を知っていく事になった、そしてこの3人をカモにしたワタクシは将来に外国人女性たちから何十倍もカモにされてしまう事をこの時は全く知るよしもなかった~。


大学に入っての一年間はあっという間に過ぎ去った、これと思う女性との出会いは皆無、ワタクシの活力源はビュ~~~~~チィフルな女性のケツを追い掛ける事だったので女性が側にいない事で悶々とした寂しい大学生活を送っていた、しかしワタクシが2年生になる、と言うことは新しい学生諸君が入ってくる、学生諸君が入ってくると言うことは美しい女性がいる可能性がある、美しい女性がいる可能性があると言うことはワタクシのタイプな女性に出会う事になる、ワタクシのタイプの女性に出会うと言うことはワタクシとカップルになるかもしれない、ワタクシとカップルになるかもしれないと言うことはあんな事やこんな事をするかもしれないと前向きなワタクシは自分に良いように考えると、つい「グフフフフフッ」と笑いが込み上げ期待に胸もアソコも膨らませたのだった。


そして、その時は意外と早くやって来た、授業が終わり仲間たちと食堂に向かうワタクシの前に二人のお嬢様が歩いて来た、二人共に流行りなのかフランス人形のような清楚な洋服を着ていた、「オーッ」ワタクシの横にいた友人の1人が突然に声を上げた、この友人は小田山というガマガエルに顔がソックリな男だった、ワタクシはカエル顔の人間に縁があるのかもしれない、初めてフィリピンに行った時にカエル顔の女性を2日間もホテルに呼んでしまった、この女性をワタクシはケロ子と呼んでいたが小田山の事をワタクシはゲロオというアダ名をつけていた、ゲロオは二人のお嬢様の方に近づいていった。

どうやらゲロオは二人のお嬢様を知っているようだ、ワタクシは耳をダンボのように大きくして話を聞いていると二人共にゲロオの高校時代の後輩らしい、そのうちの1人のお嬢様はニッコリしながらゲロオと話しているが目だけはワタクシの方を見ていた、恋というのは意外と勘違いから生まれるケースもある、例えば初めてのフィリピンパブに行く、フィリピーナ10人が入り口に近い席なウェイティングしていたとしよう、10人が10人のフィリピーナが「ワタシよ、ワタシを見るのよ、そして指名しなさい!」とばかりに微笑みながら必ずこちらを見る、そのうちのタイプのフィリピーナと目と目が合う、「あれ、俺の方を見て微笑んでるじゃん、ひょっとしたら、俺の事タイプなのカモ~」と勘違いしてしまう、しかし、こんな単純な事から大嵌まりしてカモになるか、そこから恋に発展するケースもある。


だが、どんな恋も自分からアプローチしなければ始まらない、ワタクシはお嬢様の可愛い方と目と目が合った瞬間にニッコリとキャンディーズ真っ青の「微笑み返し」をした、すると彼女の目はワタクシの動きを目で追っている、「よしっ」心の中でマグロを釣り上げた漁師のように叫んだ、そしてワタクシはツカツカと彼女の側に近づいたのであった。



次回に続きます、いつもご訪問頂きまして心より御礼申し上げます。