220.真夏の街.21 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
江川さん「メイと別れてもいいと思ってるんだげどもね」


ワタクシ「えー、まあ、直ぐ結論出さなくても、もう少し考えてからでもいいんじゃないんですか」


江川さん「ウーン、そうだね、ちょっと考えてみるかなー」


ワタクシ「だいたい江川さんはバージンとメイに言われたから追いかけてたんですか、愛してたからじゃないんですか」


江川さん「うっ、いや愛してるけど、嘘言われちゃったから」
ワタクシには江川さんのこういうところが理解出来ませんでした、自分を正当化し相手に何かあると直ぐ切ってしまう、借金をしてまで毎日のようにフィリピンパブに通ったのは何だったのか、ワタクシにしてみれば馬鹿馬鹿しい議論でしかありませんでした。


今日はタガイタイに観光に行く予定、取り敢えず、江川さんをなだめてタクシーで出発です、このタクシーで行くのもメイにお任せなのですが、彼女自身もタガイタイに行くのは初めてだったのでした、マニラからタガイタイまで山道をドンブラコッコと揺られながら約3時間ほどもかかったでしょうか、どうやら展望台のようなところに到着し3人は降りるとタクシーはサッサと引き上げていきました。


ワタクシはとっさにメイに「帰りはどうするのー」と聞くと「クーヤ ジプニーガ アルヨ」と言うのですが、タクシーで3時間ならジプニーでは5時間ほどもかかるはずです、オマケにガタガタの山道を行くのです、ケツが痛くなること間違いなしでしょう、それよりタクシー待たせとけばよかったのにと思ったワタクシでした。


そして~、展望台と思った処は実はお土産を売っている売店でした、そして山の上から見下ろすタガイタイボルケーノ、上から見て距離がありハッキリしませんが約10メートルの火口があり周りが湖のようになっているのが見えるだけなのでした、そして滞在時間は僅か10分で観光は終わってしまったのです「アホか!おんどりゃア~!!言っただろ、このボケ!!」と言いたい気持ち押し殺し、ジプニーが来るのを待つ事30分、全くの予想通りケツが痛くなりながらホテルにどうにか戻ったのでした。


今日はフィリピン最後の夜です、ブログをご覧の方は、またケロ子じゃないの~などと、お思いでしょうが、フフフ、実はこの日に備え手を打っていたのでした、ワタクシは電話いたしました、相手はケロ子ではなく錦糸町で客引きをしていたジョンです、成田空港の待合室で会った時に電話番号を聞いていたのです、ジョンに案内してもらう事を約束していたのです。


そして夜20時、ジョンがホテルに迎えにやって参りました、ワタクシは江川さんたちに断りを入れてタクシーに乗り込みます、するともう1人フィリピン人が乗っていました、ひょっとしたら目付きの悪いその男、その筋の人間かと思いきやスッとワタクシな名刺を差し出します、ジョンと同郷らしく名刺を見るとフィリピン政府の役所に勤める方らしく何かあったら電話をくれと言うのです、そしてタクシーで店に向かうワタクシたち3人、ホテルから約10分ほどのところに7.8軒の店が並びその中の一軒にジョンを先頭に入ります。


座席につきワタクシは早速キョロキョロと物色に入ります、しかし女の子たちは盛んに歩き回っています、「なんだ、この店は」よく見ると客と女の子が個室に入って行きます、よく判らずに再びキョロキョロしていると明らかにワタクシ好みの女性がいるではありませんかー、フィリピンに来て苦節4日遂にタイプに出会ったのです。


顔もドンピシャ、スタイルも申し分なしです、しかーし、ワタクシをまたもや不幸が襲ったのでした。



次回に続きます、いつもご訪問頂きまして誠にありがとうございます。