193.最強の二人.6 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
梅津君「もしもし、レイスリーさんですか、あれ、何か騒がしいですねー、今どちらですか?」



そうワタクシに起こった大変な事、ワタクシはこの頃サラリーマンに戻り大阪に出張で来ていたのです、そして部下と一緒にミナミのフィリピンパブに来ていたのです、そこでワタクシはフィリピンから初めて来たリオンちゃんと盛り上がっていたのです。


見つめ合う二人、透き通ったブルーの目をしたリオンに吸い込まれるように顔を近づけるワタクシ、目をつぶるリオンちゃん、そこに梅津君の着信が~っ

ワタクシ「なん、なんだよ~、何なのよー、今、大変なところなんだよー、えっ、今、大阪のミ.ナ.ミだよ」
ト~ゼン、機嫌の悪いワタクシです、しかしワタクシを兄とも慕う梅津君からの電話を無下には出来ません、
ワタクシ「でー、どうしたの、フム、フム、ソク、ソク、なーるほど、それで、フム、フム、バテ、バテ、わかったよ」


梅津君「それでレイスリーさんも同席してほしいんですけど、いつ東京に帰ってくるんですか?」

ワタクシ「真面目な話、ここのところ忙しいんだよ、しばらく東京には帰らないんだ、アリィに立ち会ってもらいなさい、アリィには言っとくからね~、あと会う時は昼間、人がまあまあいる喫茶店で会いなさいよ、じゃあリオンちゃんが待ってるからね、頑張ってね~」

梅津君「ちょ、ちょっと、レ、レイスリーさ~ん、あーあ、切れちゃったよ、しょうがないなー、マガンダとシニガンには目がない人だからなー」
次の日、アリィに電話を入れる梅津君、
梅津君「あっ、アリィさん、えっ、レイスリーさんから頼まれたって、えっ、一緒に行ってくれるのー、ありがとう、じゃ時間決まったら電話します」
梅津君、謎の外人の男に電話し待ち合わせ場所と時間を決めます、そしてふと、1人の男に目をやります、男は鼻の穴に人差し指を入れてホジホジしてご満悦の様子です、そして視線に気がついたのか「ハーイ」とばかりに梅津君に手を振っています、それは誰あろう菊谷君その人だったのです
梅津君「こ、この男も一応、連れて行くか~」


さて、三人が集合し謎の外国人との待ち合わせ場所に向かいます、バングラデシュのアリィ、日本に来て15年、日本の奥さんに尻に引かれながらも頑張って錦糸町で国際クラブの社長になったアリィ、梅津君の後輩で同級生の鬼嫁にこれまた尻にひかれ能天気の新人王に輝く菊谷君、そしてしんがりに控えしは能天気の日本ランキング上位を保ち続ける能天気オブ能天気の梅津君の三人が街を行くのです、毛利元就は一本の矢は簡単に折れるが三本の矢が一緒になれば簡単に折れないと言いましたが、果たして、この三人では.............全く期待出来るはずないのでした~。


店の前に来た三人、
梅津君「ちょっと菊谷君、来てるか見てきてよ~」

菊谷君「ぼ、僕ですかー、アリィババさん行って下さいよ」


アリィ「ワタシ シャチョウ二 イッショ二 イルダケ イワレタヨ、ソレニ ナマエ アリィダシ」


梅津君「便りにならないなー、二人とも~、いいよ、僕が行くよ」


菊谷君、アリィ「どうぞ、ドウゾ」
覚悟を決めた梅津君が先頭に約束の喫茶店に入って行くと体デカイ中東系の外国人が三人座っていました、そちらに向かっていく梅津君と他二人、
梅津君「あのー、梅津と言いますがあなた達ですか、電話をくれたのは?」


カーン「ワタシダケドモネ デンワ シタノワ、アナタガ ウメノサンネ、ワタシノ ナマエワ カーント イイマス」
カーンと名乗る中東系の男、一体何者なのか、えっ、ロリーの恋人のイラン人だろうって.........お客さん困りますよ、そんなイラン事言わないで下さいね~。



次回に続きます、いつもご訪問毎度有り難うございます。