84.ハルの微笑み.29 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
よしえママとは駅のそばの台湾料理店での待ち合わせです。


よしえママ、彼女は日本人の年下の不動産屋のサラリーマンと結婚しています、旦那さんはいかにも頼りなさそうな人です、パワフルなママとは対象的でそれが逆にうまくいっている秘訣なのかもしれません。


台湾料理をまたご馳走になってしまったワタクシと梅津君はママに引き連れられて、とあるビルの3階のひと部屋に案内されました、
よしえママ「どうレイちゃん、梅ちゃん!」
よしえママは新しくオープンする店をワタクシ達に見せ意見を聞きたかったのでした。


しかしワタクシはどんな見栄えのいい店よりも、接待する女性の質の問題だろうと思っていたのでそれを正直に話しました、ママもそれは承知していたものの言葉の歯切れは珍しく良くなかったのです、前の店のようにいい子が集まるかどうかに関して自信がなかったのかもしれません。


それとワタクシは店を再開するのが早すぎると考えていました、皆が捕まって4ヶ月しかたっていないのです、ママにはママの客という人達がいるのです、ママの為なら金銭面や他の客を連れて来たりする人達が多くいるのです、それがママの自信の裏付けなのですがその客達が早く店を再開して欲しいというのがママにプレッシャーになっていたのです、しかしよしえママはワタクシの助言も聞かずに前進するのです、しかし............。


その日ワタクシは成田におりました、そうバンコクから帰って2ヶ月で早くも2回目の渡タイなのです、今回はあの柴野さんと一緒なのです、柴野さんと錦糸町で待ち合わせし柴野さんの車で成田まで来たのです。
柴野さん
「レイスリーさん荷物少ないネー」
そうですワタクシはタイでもフィリピンでも海外旅行に行く時にはリックか手荷物ひとつでたまに紙袋を持って行く程度なのです、土産物はいつもタバコとたまにパーヒュームが定番でタイでもフィリピンでも持っていたお金はほとんど置いていくのだから土産物は「勘弁してよ」というスタイルなので空港でカウンターに預けた事が一度もないのでした。


ワタクシ「いやー、パンツが4枚とシャツが2枚あれば後はいらないでしょう、向かうでいくらでも買えますからねー」


柴野さんもバック2つだけの軽装なので飛行機内に持ち込み可能でワタクシ達はカウンターでチケットをもらい税関で手続きを済ませ足早に乗り口の待ち合わせ場所に行きました。


飛行機に乗り込み後はタイに向かうのみのワタクシ達です、前回は始めての渡タイでパタヤにて溺れ死にかけたワタクシですが、今回は更に恐ろしい体験が待ち受けている事などこの時知るよしもなかったのでした。



次回に続きます。いつもご訪問誠に誠に有り難うございます。