令和の玲!しもだ玲です。

 

一昨日の練馬区議会補正予算質疑において、区職員の業務効率向上のための質疑を行いました。

 

 

持ち運びできないPCでの作業

今回の区の補正予算には、庁内情報系システム関連経費として、約1億7,148万円が計上されていました。これは、区の職員さんたちが使用する業務用端末約4,500台の一斉更新に伴う、モバイルルーターの追加を含めた経費とのことです。

 

令和5年度予算質疑(令和4年2月18日予算特別委員会)において、業務のDX化に向けた取り組みとして、区職員用PCを有線という鎖から解き放つ『無線化』を求めていました。

 

当時の区の答弁では、

テレワークの試行状況を踏まえ、効果や課題を整理し、事務用パソコンの更新に合わせた環境整備について検討を進めていきます。

というお答えだったので、今回の無線化という有線の鎖を解き放つ取り組みは高く評価しています。

日頃、職員の皆さんから事業に関するレクチャーやヒアリングを行う時、膨大な資料の持ち運びや資料内の要点箇所を開くのにページを探すなどの手間など、目の前で見ていて大変だと思って見ていました。

 

民間ならPC一台、検索画面から速攻でたどり着くページに時間をかける非効率さも議会や庁舎内では『常識』としてされていました。

 

その他にもPCやタブレットがわんさかと

一方で、私たち議員は『提案』ばかりではなく『チェック』をしていくことが重要な仕事です。

 

業務用PC以外に、練馬区では、令和2年は緊急事態宣言後のオンライン化をするために導入したタブレットが200台。令和3年度には、進行運用として導入したテレワーク用PC100台があります。

 

PCの無線化はこうした端末の代替となることから、PC更新のタイミングで整理をするよう求めたところ、

①テレワーク用PC100台は令和7年1月を持って利用終了。

 

②オンライン化のための200台は今後、必要台数や運用方法について見直しを行っていく。

という答弁をいただきました。

 

区職員さんたちの効率をあげつつ、きちんとコストカットを図っていくことが質疑で明白となったため、今補正予算について、本会議場で賛成の立場をとりました。

 

区職員さんたちは公務員という立場から、施策が後回しにされる傾向がありますが、きちんと仕事に従事される職員さんたちの労働環境を議会からも訴えることは、めぐって区民サービスの向上に繋がると私は考えています。