令和の玲!しもだ玲です。

 

初当選来、区議会のデジタル化を提案し続け、昨年は『実』をとり、区議会主要会派の幹事長として非公式の会議に参加し、さらに提案し続けた『議会のデジタル化』が、いよいよ本格始動しました。

 

 

今月から、議会のデジタル化推進の一環として、ペーパーレス会議のためのタブレットが配布されました。

 

 

23区ワースト入り手前

現在、東京都議会をはじめ、23区中20区ほどはペーパーレスが実現中。しかし、練馬区を含む3区は未実施であり、議会改革がこの間、全く行われていませんでした。(※昨年6月時点)

 

昨年の再選後、区議会議員の任期は4年間ということで、『やれることは4年間で形にする』という目標のもと、幹事長会(非公式の会議体。5人以上から参加可能な会議)に参画するため、交渉会派を結成し、会派幹事長(2023年当時)として、提案をし続けました。

 

「タブレットとデスクトップの差が分からない。」「OSの意味が分からない」という議員たちをどう説得するかが、大きな課題でしたが、前期の小委員会発足や議会改選後の議員の若返りもあってか、今期導入が一気に進んだと思います。

 

 

活用方法は運用しながら

今回の導入のきっかけは、『ペーパーレス会議の実現』でした。従って、デバイスというより、「どのアプリを使って会議をするか」に比重が置かれています。

 

ここで、PCやタブレットを使って仕事をしている人であればすぐにピンとくるでしょうが、『アプリ』を使うならば、デバイスは何だって良いわけです。今回、貸与されたのは『iPad』ですが、アンドロイド端末でも良いわけです。

 

で、あるのであれば、私物のデバイスでこと足りるわけですが、多くの会派の議員の皆さんは『iPad』を選定しました。これには、スペックが低いデバイスを学校教育で使っている子どもたちからすれば、総スカンでしょう。

 

ちなみに、区議会議員は月額21万円の政務活動費でタブレットやデスクトップPCを買うことが可能であり、多くの議員がすでに購入し、使用しています。手持ちのデバイスを使えば区民の税金をさらに使う必要はありません。

 

ともあれ、まずは運用し、今後改善していく。という形をとらないとデジタル化が進まなかったので、このレベルでも練馬区議会にとっては『大きな進歩』となるわけです。

 

 

使えるレベルになるのは年末から

・・・大きな期待を持っていましたが、9月から始まる定例会は、非公式かつ勉強会という協議会の導入からスタート。

 

本会議場や委員会内での使用は12月の定例議会以降とのことなので、4ヶ月ほど放置の状態が続きます。

 

7月、8月の議会なんてトータル一週間もないわけですから、こういう機会に一気に進めるべきだと思います。

 

議員報酬の増額は議論もなく、速攻で決まるのに、こうした区民のための議会運営には時間がかかる。というのが、地方議会の課題点であろうと思います。