令和の玲!しもだ玲です。
この歳になって、今更ながら『おぼっちゃまくん』にハマってしまっています。
1986年から8年間にわたりコロコロコミックで連載され、人気を博した(?)漫画ですが、決して風貌が似ているからという理由で、気に入っているわけではありません。
当時は物議を醸した内容もあったようですが、大人になってみると子どもの頃と違った視点で見ることができる不思議な漫画だと思います。
とくに笑えたのが、主人公が『学級委員に立候補』するストーリーで、時代背景は昭和なのに、候補者の特徴や選挙の手法が令和の時代の「今」と変わってないことw
立候補者の特徴は、
候補者1:政策重視。街頭演説や握手での選挙活動。
候補者2:とにかく学級委員やりたい。
候補者3:とにかく邪魔したい。潤沢な資金でビラ撒き
選挙では主人公がザイオンス効果(何度も顔を合わせることで親しみを得る)による手法で当選をします。ここも、立候補予定者が、地域に自分のポスターを貼り回って認知される手法と全く同じ!
ストーリーの続きでは、選挙だけでなく、当選後による態度の変化も描かれており、これも今の政治家にリンクするものがありました。
■強い生徒には意見を言わず、自分より弱いと思った人には、強い態度で接する。
■学級委員の地位を利用し、好き放題な態度をとる。
作者の小林よしのり氏が選挙や政治家を熟知しているからこそ、細かく描くことが出来たのでしょう。
最終的には、生徒たちから反旗を翻され、学級委員を辞めることになりますが、賢い生徒が摩擦が起きないように「特別名誉委員長」の肩書きを渡すことで、理解をしていない主人公が自ら辞職する。というオチで終わります。
肩書き好きな、政治家も多いことから最後まで笑わせていただきました。
35年前の論理が未だに通用するのは政治の世界だけです。公職選挙法が制定されたのが、1950年で施行後改正はされているというもの、基本的なところは変わっていません。
未だに『タスキ』や『ちょうちん』なんて選挙における制作物はありますし、そもそも「立候補します!」や「票をください」と言えるのは選挙期間中のみで、それ以外の期間は法律上、発言出来ません。
また、訴えかけたい層がいても、区議会議員の選挙期間は日曜日から土曜日までの一週間。土日は期間中一度しかないため、5日間もある平日どうすんの?ってことになります。
しかし、選挙の仕組みや政治家は不変的なものではない!と意識するようにしています。
選ばれた議員が、法律や条例をつくったり、変えたりできるので、変えようとする議員をその選挙の定数の半数以上集めれば変えることが出来ます。なので、本気で取り組む議員の仲間をつくることが大切です。
東京は5年前に変わりました。次は練馬区の番。
「選挙とはこういうもの」とか、「政治家たるものこうだ!」という価値観は必ず変わると信じ、日々地域活動に取り組んでいます。
勿論、私が目指すところは、正統派である柿野くん一択です!