令和の玲!しもだ玲です。

 

 

今朝の朝の駅前での演説は急遽中止。理由は義祖母の介護でした。

 

※起きてからは何も出来ず、こちらが誘導しなければ何時間もこの状態で座り続けます。

 

 

同居している義祖母は認知症で、週2回のデイサービス以外は家族で介護をしています。

 

 

しかし、我が家には、1歳児の育児もあるため、奥さんがワンオペで育児と介護を両立しているという状況を改善するため、私も都合を付けてサポートしています。

 

 

最近は義祖母の認知症も進行し、話のキャッチボールが出来なくなりました。

 

 

そこで、短時間の訪問介護を利用し始めましたが、ヘルパーさんに対し、義祖母が「寝たふり」をしてしまい介助が出来ない・・・という事態になっています。

 

 

しかし、ヘルパーさんが帰宅した後、少ししてから何事もなかったように起きてきて、先ほどまでの事は覚えていないということなので、このストレスをぶつけまいと我慢我慢・・・そして、扉の向こうでは1歳児の親を呼ぶ叫び声が・・・

 

※大概、作業をしながら義祖母を常にチェック!という状態が続きます。

 

 

こういう経験をしていると、介護の現場はきれい事で済まないということを思いますし、どこのサイトでも「介護は大らかに」とか「理解をしよう」という文言を見る度、自身が追い詰められていると胸が苦しくなります。

 

 

練馬区でも、今年1月に夫の介護に疲れた妻が心中を図った痛ましい事件が発生しています。

 

 

厚生労働省が発表では、この10年間に、妻や夫、子ら養護者による殺人、傷害致死、心中事件などで計224人の高齢者が命を落としているとされています。

 

 

殺人が86人と最も多く、ネグレクト(介護放棄)での死亡は64人、ネグレクトを除く虐待で亡くなったのは37人だそうです。

 

 

被養護者を死亡させた後に養護者が自殺したケースは18人に上り、被害者のうち、半数超の120人が介護保険サービスを利用していなかったと報告されています。

 

 

介護する側にある「自分でやらなければならない」という思い込みや家族であるというプレッシャーから生まれる使命感がある一方で、認知症などを患った介護される側が施設利用などの提案を拒むケースが多いことも問題です。いかに自治体の福祉や保健医療のサービスに結び付けられるかが課題とされていますが、この壁が大きいということを実際介護をしているととくに痛感します。

 


コロナによる外出の機会が減ったことで、地域のつながりが希薄になり、周囲の人も介護で追い詰められた隣人の存在に気付きにくくなっている。という課題も浮き彫りとなっており、「近隣で異変を感じたら、自治体が設置している『地域包括支援センター』に積極的に連絡するなど、地域住民の連携も大切です。

 

 

また、介護をする方のメンタルケアのために、当時者・家族会のような支え合いの場を積極的に活用することも一つの方法です。

 

 

私は『NPO法人認知症サポートセンター・ねりま』にお世話になっています。

 

 

介護は「頼る」ところから始まります。気楽にいきましょう!